季節の変わり目で、花粉アレルギーが出てるのか風邪なのか分からないが、
頭痛とのどの痛みが取れません・・・。
来年の花粉は恐ろしいほどの飛散量らしいので悲惨だよーということで、最近
読んだ本。池上さんブームが自分にも起きている。
そうだったのか! 中国 (集英社文庫) 価格:¥ 760(税込) 発売日:2010-03-19 |
尖閣諸島の領有権など、ホットな話題もあったりするので、手に取った一冊。
ほとんどが名前は聞いたことあるがよく知らない内容で、自分の知識の無さにも
愕然とするが池上さんの本だけあって初心者でも中国近代史の話が分かりやすく
まとめてある。台湾の歴史とか香港の歴史とかも分かりやすい。
なぜ、中国は反日国家なのかとか、今話題の尖閣諸島については、鄧小平との
日中平和条約の時に棚上げしたのに、未来の人に任せるというので任せっぱなしに
してたらこうなったというのも分かる。
しかし、毛沢東思想を未だに受け継ぐ中国の今後はどうなっていくのかと
読んでいて考えさせられる。中国の格差社会も広がり、生まれたのが農村部だと
戸籍がそこに縛り付けられてしまい、都心部の人と結婚しても嫁が農村部だと生ま
れた子供も農村部の戸籍になるため一生縛り付けられるとか考えられない。
生まれた時からハンデを持っており、それについて農民が文句を言うと共産党の
息のかかった幹部に逮捕され拷問されるという。中国共産党の独裁統治が続くかぎ
り、上の幹部は甘い汁をすい続けて不正が蔓延っていく。
横行する不正についても警察も検察もメディアも見て見ぬふりをする。
こういうやり方が変わらないかぎり経済的に豊かになっても駄目だと思う
けどね。
こういう差別を見てると、アメリカの黒人差別とか負の歴史とかと合わせて
考えてしまう。
読めば読むほど中国の見えない一面が見えてきて、日本に生まれてよかった
と思うな。
池上彰の新聞活用術 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2010-10-01 |
新聞は、1面と3面記事とか気になった記事しか読まない自分としては
活用できるようになるか疑問ですけどね・・・。朝日新聞の連載だった
「池上彰の新聞ななめ読み」をベースに新聞の活用法をまとめた本。
見方によって同じニュースでも違う内容になるとかが説明されていたりと
サクサク読める。
個人的には、「ニュースばかりが新聞でないーある手紙」のコラムの元に
なった話が印象に残っている。この女優さんにこんな過去があったのか。
ショムニとかゴチに出てるのを見てると明るいイメージしかないのだが。