「ある朝目覚めると、あなたは体長1cmの蠅になっていました・・・・・。これまであなたが普段日常生活の中で目にしていた光景を、蠅になったあなたはどの様に見、感じるのでしょうか、色彩を用いて表現しなさい。」という奇妙な課題ですが、Nさんは蠅になって満員電車の乗客を見下ろしている自分をイメージして制作しました。小刻みに震える蠅の体動や羽音が聞こえてくる様な素晴らしいイメージ表現です。毎日過酷な通勤に苦しむサラリーマンへの蠅からのアイロニーの様にも感じられます。
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