これまでの経過と活動報告
<2019>
1/11 町は生駒平群発電㈱と仮協定
4/8 事業者は、県に申請
4/18 事業者が地元櫟原大字に説明会。地元同意する。
7/9 町議会全員協議会で櫟原メガソーラー設置計画が明らかになる
8/4 『へぐり民報』に掲載され住民が知る。
9/2 町と生駒平群発電㈱が正式協定書締結
9/12 9月議会において、櫟原地区以外の自治会にも事業者説明会をするように働きかけると答弁
11/1 県が「森林法」「宅地造成等規制法」にもとづき認可
11/ メガソーラー開発を考える会・準備会立ち上げる
11/16 タウンミーティングで反対・疑問の声が多数でる
11/29 町議会全員協議会
12/1 準備会主催学習会「平群の自然環境・安全を考える学習会」参加者55名
12/17 第1回事業者説明会 エバストリーム、村本建設、キンデン
賛成の声はなく、質問・疑問・抗議の声のみ。引き続き説明会をすることを約束
<2020>
1/12 「平群のメガソーラーを考える会」発足 世話人9名代表世話人2名
2/未定 第2回事業者説明会開催予定
2/24 第一回「考える会」経過報告集会予定
☆ ☆
昨年、8月4日付の『へぐり民報』を見て、初めて住民が、平群町へのメガソーラー建設予定を知ることになりました。
その後、里山整備活動にかかわっている田中勇蔵さんからの『へぐり民報』への投稿によって自然破壊や起こるであろう災害への重大さが身近になりました。
4名で始めた「メガソーラ問題準備会」は、12月1日に南山城村でメガソーラー建設反対運動をされている「南山城自然をまもる会」代表橋本洋一さん(元平群中学校長)と土木専門家の幸陶一さんを講師に学習会を開きました。
準備した資料がまったく足りないくらいのたくさんの方たちの参加がありました。
当面三つのことを求めていきます
1月12日「平群のメガソーラーを考える会」が立ち上がり9名の世話人が決まりました。
①町と県は情報を公開すること。
②業者第二回説明会前に、町と県は説明会を行うこと。
③環境アセスメントを実施すること。
ビラで全住民に建設計画を知らせる
まず、住民にこのメガソーラー計画を知らせようとビラを作り、全戸配布7500枚をまきました。
このビラを見て、賛助会員になって下さる方も次々出ています。
町に県も出席しての説明会開催を求める
町に県も加えて住民説明会を開くよう何度も要請していきました。
それはできないが事業者には開くようにさせると1 2月1 7日の説明会になりました。
そこでは納得のいくものでなく次回開くことを約束させました。
町・県・事業者に質問及び要望書を提出
1月22日には、多田・須藤代表世話人が、住民生活課の浅井主幹に面談し約1時間懇談を行いました。
町の姿勢は変わらず、県が許可したことだから町の責任はなく説明会を開くことはできないというものでした。
その後、
◆2月5日に、町へ要望書を提出。
担当者との話合いの中では、やはりこれは県の許可であり町は責任がないとの姿勢でした。
19日までに正式回答を求めています。
◆2月9日以降、県に荒井正吾県知事宛とし、審査・許可をした森林課と環境局に要望書を提出しましたが再提出となっています。
◆2月12日に、事業者㈱インフラックス宛に「生駒平群太陽光発電所」建設工事に関する質問、及び要望書を送り、2月26日までの回答としています。
◇回答は24日の報告集会で報告します。
☆ ☆
メガソーラー建設 山添村議会全会一致で反対
1月12日、代表世話人の多田さんが山添村に行き「馬尻山のメガソーラーに反対する会」の藤森事務局長と村会議員の奥谷和夫さんにお話を伺ってきました。
なぜ山添村ではメガソーラー建設に村議会9名が全会一致で反対になったか。
村長も無理には進めないと発言。
《3つの大きな要因》
◎エリアが、役場や学校の水源地だったこと。
◎用地買収が終わってないこと。
◎住民の多くが反対。
4つの対象地区の区長全員が反対。
区長が先頭に立ち署名を集め、人口3500人のうち1000筆を集めた。
なにより住民の声が一番大きな力となることがわかりました。
※詳しくは2月24日の『考える会』報告集会でお話します。
今、メガソーラーでなにが起こっているか?①前半【 奈良県山添村馬尻山 】
2019年12月15日、山添村馬尻山に計画中のメガソーラー開発に不安を感じる人が100人も集まり、武田恵生先生のご講演を聴きました。
☆ ☆
第1回 経過報告集会
◆2月24日(月・祝)13:30~15:30
◆場所 道の駅・2F会議室
結成集会からの活動経過を報告します。
今後の方向や具体的な活動の御意見・知恵をどんどんお寄せ下さい。
☆ ☆
☆ ☆
FIT(固定価格買取制度)て何?
投資家(大金持ち)の儲けと私たちの電気料金のからくりについてもお話します。
※太陽光発電の問題点について
☆ ☆
第4回目 建設予定地を歩いてきました
フカフカの腐葉土にせせらぎの音
クヌギやナラや山桜の大木たち
もったいないねもったいないねといいながら歩きました
フカフカの腐葉土の道が足底にやさしいです。
丁度建設予定地の真ん中あたりでしょうか、通称「櫟原街道」をスカイラインに向かって歩きます。
山ひだ沿いであまりアップダウンはありません。
なんとウオーキングにいい道でしょう。
軽トラが通れる幅です。かっては、農業や林業に使われたのでしょう。
◇
切通しの道を行きます。
クヌギやナラの広葉樹の大木が張った根を見せています。
竹林も最近まで手入れされていたのでしょうかきれいです。山桜の大木があっちにもこっちにも。
道の両側には山ツツジが群生、4~5月にはさぞやきれいな道になることでしょう。
「花のきれいなときに又来ようよ」の声に、「もう町がこの道を業者に売ったというし、工事も始まって入られへんのとちがう? 」
この光景ももう見られないとは。
両側は深い谷、かすかに水の音も聞こえます。
高圧線の鉄塔下で一休み。
40分ほど歩いたでしょうか。建設予定地はここまでのようです。
南面は広い広い谷です。信貴山、二上山、葛城山、金剛山、大阪と和歌山の県境の和泉山脈も見えます。
「あれっ、大和三山も見える。耳成に香具山やねえ」
この谷を埋めるのにどれだけの土が
北側も谷になっています。
「ええっこの谷埋めんの。そんだけの土あんの」
そうなんです。どれだけの土を山を削るのでしょう。
この大木たちの株は根はどうなるのでしょう。
伐採して根を腐らせるのでしょうか。
なんでこんなことをしなければならないのか。大金持ちたちを儲けさせるために。
もういらなくなったら機材は運びださないだろう。
その頃には、産業廃棄物処理場になっているか。
なんてことしてくれるんや。(おか)
◇
平群にこんな立派な素晴らしい森があるなんて知らなかった。
この森が消えてなくなるなんて『もったいない』のひとこと。
もうこの森はぜったい戻らない。
この自然を捨てるなんて町はなんで許可をだしたん!これは平群の財産。
森を活かすことをなぜ考えなかったのか。みんなが考えていかなあかん問題。
「もったいないね」「もったいないね」と言いながら歩きました。(けいこ)
◇
ソーラー事業者に課せられる条件を調べたら、
①建設面積の6倍の森を作らなければならない
②森を25年間、責任もって管理しなくてはならない
③森にいた動物たちの巣を作らなくてはならない
ドイツでは太陽光発電事業を広げる前に、森を伐ったらその責任をしなくてはならない、ということ」。
◇
かって旅行したブータンでも木は勝手に切れず、1本切ったら3本植えなければいけないと聞きました。
ほんとに、これができないなら山を削り谷を埋め森をつぶす資格はない。日本のゆるゆるの法律にあぜんとします。
(わかば)
ーーーーーーーーーーーーーー
多くの方々の賛同、ご意見、有難く承りたいと存じます。
メール : k.sudo(アットマーク)nike.eonet.ne.jp