平群のメガソーラーを考える会 ≪奈良県生駒郡平群町≫

平群町の皆様、近隣地域の皆様に、この大規模なメガソーラー建設計画について、より深く考えていただければと存じます。

知事へのお手紙

2023年01月31日 13時40分36秒 | 要望書の提出

平群町住民の3名の方が、荒井正吾 奈良県知事にお手紙を認めました。

お名前は伏字にて紹介いたします。

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拝啓 荒井知事殿

敬具

日頃は私たち県民のために、ご尽力して頂きありがとうございます。

2022年9月5日、記者会見で、「県として直接住民にお話しする。」「充分直接な説明を」「しっかりと指導して、理由を説明してくれませんかということについてはお答えしたいと思います。」

と、仰いました。森林審議会からも住民説明会について開催するために全住民に知らせ、充分な周知期間をとり、ていねいな説明をするようにという意見が出されました。

しかし、業者による住民説明会は、全住民へ知らせるべく案内がされませんでした。私の住む自治会でも半分しか案内されませんでした。知らされなかった自治会が多々ありました。周知期間も短いものでした。内容についても住民の質問に答えられない事項が多く、次回にということでしたが、その後開催されていません。不安が多く残りました。

県の担当課に何度も(20回以上)説明を求めましたが、「何も言えません。」と黙っているだけ。質問しても「答えられません。」でした。ますます、不安が募るばかりです。

私からは、以下の2点に絞って述べます。

未来を担う子どもたちの命、生活の安全を第一に考えますので。

一つ目に、平群の山(開発予定地)を開発許可が出されて、一番最初に業者は、皆伐してしまいました。調整池を一つも作らずに。危険です。それによって、下流の小さな小さな川が、大雨が降ると多くの水が溢れる。さらに急流で危険な状態になる。この川が通学路のすぐ近くを流れています。(12/15に平群町から知らされた河川協議資料で分かりました。)

業者が9/1に県に出した開発変更申請書類には、町からの河川協議書は添付されていません。この件は、町議会を傍聴してやっと分かりました。

県担当課は、説明を求めても「答えられません。」でした。

これから、いつ大雨(線上降水帯で)が降るか、分かりません。子どもたちの命をどう守るのですか。

二つ目に、通学路に送電線を通すことはやめてほしいです。

たった地下1mの所に22000ボルトの送電線を(18年間程だけ太陽光パネルで発電した電気を関電へ送り、売るためだけに)埋設するというものです。それも狭い道路で。工事中の危険性は、もちろんです。高圧電線が埋められた道路を毎日通学する子どもたちへの体への影響(電磁波)、積算されることも。色々な子ども(体調)がいます。危険なことは大人が守ってあげないといけません。京都南山城村では、小学校の近くに通さないと変更しました。諸外国では禁止になっています。

付け加えて述べると、応急防災工事についても、県担当課からは、「何も言えません。」という回答が毎回でした。

12/15に、県担当課と私たち住民からの説明を求めた(10時間)の末に、次長さんから部長さんを通して知事さんへ

「住民説明会をするように業者に言って頂くようお願いします。」

とお願いしました。しかし、翌日「知事には言わない。」回答でした。

国のガイドラインでは「住民には充分な説明をしていく。」と明記されています。不安は解決されていません。

県も業者も充分な説明を平群町住民全体にしてください。どうぞお願いします。

子や孫たちのために!

2022,12.18

平群町住民 M・K

******

奈良県知事 荒井正吾様

 

突然のお便り失礼致します。

平群のメガソーラーの件で居ても立っても居れぬ気持ちでお聞き届け頂きたくペンを取った次第です。

水路勾配のミスは問題とせず年明け早々にも工事は再開されるのではと不安でいっぱいです。

西向地区の農業用水は年10万トンも減ると聞きました。水利権は昔から大事に守られてきました。何故問題にならないのでしょうか。

平群町のたった一つの自治会が賛成したからといって、多くの住民に不利益がふりかかるのは納得いきません。

子どもたちに22000ボルトの道路の上を通学させるのも不安でなりません。

どうか工事の再開が安全を無視してなされることがありませんよう、知事様のご英断を切にお願い申し上げます。

                          平群町在住 A・M

 

******

拝啓、荒井知事殿

初めてお便りいたします。なぜ私がこの手紙を書くかというと主人との出合いから説明しなければなりません。出来るだけかいつまんで書きますので、最後まで読破して下さるようお願い申しあげます。

主人と私は旅先で知り合いました。私達は1年後結婚する事になり、福島県出身で東京で働いていた私は、誰も親戚知人のない大阪の枚方市に主人1人を頼りに、嫁いできました。

主人は大阪市内育ちで、幼少時家庭にめぐまれず、田舎育ちの真面目な素直な娘を求めていたようです。

そんなこんなで、私達は枚方市の駅前のミニ開発の12坪しかない家から出発しました。庭とは呼べないような半畳の土地に桜の苗木を植えました。

15年程たったとき、3人の子供が成長し手狭になり、京都の宇治市に引っ越して、初めて庭らしい空間を得て犬をつながずに庭で飼い、テラスでお茶を楽しみました。

そこに16年程住んだあと、主人の仕事の都合で、宇治からは通えなくなり、奈良に住む事になり、平群にきました。主人は定年後畑をしたくて、平群の自然がとても気にいったのです。私は少し田舎過ぎると思いましたが、万葉集にうたわれた竜田川や、山やかしの木や歴史に触れる事が出きるのが気にいりました。

そして、なんと驚いた事にまわりに福島県と縁のある人が沢山いたのです。40年も前出身地を聞かれて「福島県です」と、いうと必ず「徳島?」と聞かれていた私が福島の市や町の名前が通じるのです。なかでも母の出身地の伊達市が故郷という人もいて、私はこの平群が「天から与えられた約束の地だ」と思えたのです。

しかし私の55才の誕生日のその日、東日本大震災がおきます。私の誕生日は震災の日になってしまいました。

とうじ92才で足の悪かった母は、後100mの所で津波からは助かりましたが、茨城県との県境の小学校の体育館で寒さと不便さと戦いました。この時避難所で270人以上の年寄りが命を落としました。

そしていま、多くの子供達が放射能で、小児ガンに悩まされています。11年経ったいまもです。福島では風評被害を恐れて、あまり公けにされていません。でも多くの子供が死の宣告をされているのです。

私は平群の子供の通学路に22000ボルトの特別高圧線が埋められる事に恐怖を感じています。普通の電線は6000線ボルトです。近鉄電車は特別高圧線が線路の近くに埋められる事を拒否したそうです。

外国では禁止された特別高圧線の埋設に町長は判子をついたとか。

何故❗️為政者としてあるまじき行為としか思えません❗️

福島の多くの子が生命の悲惨さと向き有っているのに、私は平群の子供にもこんな思いをさせたくない❗️

私には「天与の土地」と思えた平群の地、山を汚さないで欲しい❗️

山に58000枚もパネルがひかれたら、家を売って平群を出るという若い人も出始めています。

新しい若い人が入って来なくなるでしょう。

選挙も昔の地縁血縁、利権がからむ醜い結果に終わりました。

私は「平群の山を開発する」と、いう人を絶対に憎みます。

美しい山を緑を食い物にしているだけではないですか。

その人がたとえどんな立場にある人でも。

これだけ危険性が指摘されているのに、事故が起きたらそれは人的事故です。災害ではありません。

最後にどうか、知事には英明なご判断によって、そして最初に知事選に出ようとした、真摯な気持ちを持って、平群のメガソーラーの事を解決して頂きたいとおもいます。

                         平群町在住 R・M


県への要望書提出とビラ配り

2022年02月24日 09時31分16秒 | 要望書の提出

2月22日付けにて、県知事荒井正吾様宛てに要望書を提出しました。こちら

県からメガソーラー事業者向けに以下3点の指示を要望しています。

①産廃混入疑いがある造成地の目視確認指示

②地下水位の継続的確認指示

③調整機能を持った仮設調整池の設置指示

各項目の要望には、要望の理由と3~4点の確認事項が盛り込まれています。

 

また、近々で町内向けに以下のチラシを配布の予定です。

町議会議員のメガソーラーへの考え方、対応や、事業者の杜撰な計画などを

列挙しています。(一部写真を加工しています。)


②きんでん宛て要望書・村本建設ときんでんへメガソーラーに関する要望書を提出しました

2020年11月05日 13時07分33秒 | 要望書の提出
前回の記事↓ に続きまして、10月19日(木)に提出しました、
平群町に建設予定のメガソーラーに関するきんでん宛ての要望書を公開させて頂きます。


大きく下記3つを要望いたしました。詳細は下記をご覧ください。

(1)町道埋設ルートにあたる自治会の同意を得ていない工事は行わないで下さい。
(2)安全性の確認できない高圧電線を通学路に埋設する工事はやめてください。
(3)架空線での送電等に設計変更を行ってください。




令和2年10月19日

株式会社きんでん
代表取締役社⾧ 上坂隆勇殿

平群のメガソーラーを考える会
平群町椿台1-3-17
代表世話人 多田 恵一
同 須藤 啓二


平群町櫟原地区太陽光発電施設建設工事に関する要望書

仲秋の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。

奈良県平群町において太陽光発電施設が、生駒山系の自然林他を開発して建設されようとしています。

経産省の太陽光ガイドラインでは「事業計画作成の初期段階から地域住民と適切なコミュニケーションを図るとともに、地域住民に十分配慮して事業を実施するように努めること。」とされていますが、一切の事前説明を行わず、事業を進めようとしています。

協栄ソーラー社は、出資元であるエバーストリーム社からの出向社員2名だけで運営され、まともな事業説明会すらできない状態です。町民が納得、容認できない事業に貴社がそのまま協力することのないよう切にお願いするとともに下記の要望を提出いたしますのでご検討いただきますようお願いします。


要望事項

(1)町道埋設ルートにあたる自治会の同意を得ていない工事は行わないで下さい。
ルートにあたる地元自治会の多くで町道の占用、使用を容認または同意していません。
現在、当会の取り組んでいる町道占用中止要求の署名に住民約2500人の方が賛同しています。
署名は西脇町⾧へすでに提出し中止要請を行っております。

(2)安全性の確認できない高圧電線を通学路に埋設する工事はやめてください。
ルート内には平群北小学校、平群中学校の通学路が含まれています。地下1mに埋設電線から発生する電磁波の安全性が確認されておらず地元子供会等から強い反対の要請が町に出されています。

(3)架空線での送電等に設計変更を行ってください。
地元自治会、子供会からはなぜ町道占用に固執するのか、架空線での送電も可能ではないのかと疑問の声が出されています。
町道占用を行わない住民が同意できる合理的な回避ルートをご提案ください。

以上




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活動ブログ 
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①村本建設宛て要望書・村本建設ときんでんへメガソーラーに関する要望書を提出しました

2020年10月30日 16時09分21秒 | 要望書の提出
ブログへのアップが遅れましたが、
10月19日(木)に、平群のメガソーラー事業の関係会社である、「村本建設」と「きんでん」へメガソーラーに関する要望書を提出しました。

改めて、平群町で予定されている「生駒平郡太陽光発電所」の関係会社は下記の通りです。

事業者 : 協栄ソーラーステーション合同会社
アセットマネジメント(資産管理会社):Paciffic Solar 合同会社
開 発::INFLUX INC
土木工事: 村本建設株式会社
自営線工事: 株式会社きんでん

EPCと維持管理委託会社については未定のようです。

EPC:設計、調達、建設を含む、プロジェクトの建設工事請負契約 


まずは、村本建設宛ての要望書を下記へ掲載いたします。
3つの要望をいたしました。詳細は要望書のとおりです。

(1)住民同意を確認するまで工事を行わないで下さい。
(2)調整池容量等の安全施設の見直しをご提案ください。
(3)自然環境、景観に配慮した開発計画に変更してください。




令和2 年10 月19日

村本建設株式会社
代表取締役社⾧ 村本𠮷弘殿

平群のメガソーラーを考える会
代表世話人 多田 恵一
同 須藤 啓二


平群町櫟原地区太陽光発電施設建設工事に関する要望書


仲秋の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。

奈良県平群町において、約50ヘクタールの規模の太陽光発電施設が、協栄ソーラーステーション合同会社(以下、協栄ソーラー社)によって今秋にも着工が予定されています。貴社におかれても設計作業、開発申請、住民説明会等に参加され平群町の状況についてはご存じと存じます。

経産省の太陽光ガイドラインでは「事業計画作成の初期段階から地域住民と適切なコミュニケーションを図るとともに、地域住民に十分配慮して事業を実施するように努めること。」とされていますが、生駒平群発電(株)、事業を承継した協栄ソーラー社とも一切の事前説明を行わず、事業を進めてきました。

こうした事業展開に対して多くの住民から驚きとともに批判、反対の声が出されています。協栄ソーラー社は、出資元であるエバーストリーム社からの出向社員2名だけで運営され、電話連絡すら充分に取れないと各自治会の会⾧からも不信が募っており、EPC担当社が決定されないまま、11 月には工事を行いたいと発言しています。

このような体制で50 ヘクタールにおよぶ大規模工事が安全に行われるのか住民の不安は強く、工事に同意出来るものはありません。

事業者の都合による早期着工ではなく、住民との十分な対話を行い、合意の上での工事着工は最低限必要な対応と考えます。貴社におかれても地元奈良の事業であり慎重な対応を求め、下記の要望を致しますのでご検討いただきますようお願い申し上げます。


要望事項

(1)住民同意を確認するまで工事を行わないで下さい。

(2)調整池容量等の安全施設の見直しをご提案ください。
町の新しい防災計画に基づき想定雨量の見直しは決して過大なものとは思えません。昨今の災害に備えられる貴社の知見を活かした計画の見直しを是非、事業者へご提案ください。

(3)自然環境、景観に配慮した開発計画に変更してください。
計画地は「平群谷環境保全地区」に指定されています。環境や景観についての配慮として、可能な限り森林土壌を残した上で、擁壁又は排水施設等の防災施設を確実に設置することを追求した抜本的な設計変更を要望いたします。


以上


きんでん宛て要望書はこちらの記事に掲載いたしました。



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一私企業による売電目的のための生活道路の占用。要望書に対する町からの回答。平群町長は選挙公約を守って住民の命と生活を守ってください。

2020年09月02日 21時53分29秒 | 要望書の提出
令和2年8月20日

平群のメガソーラーを考える会      
代表世話人 多田 恵一様
      須藤 啓二様
               平群町長 西脇 洋貴

平素は、町行政に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、今回ご要望のあった件について、下記のとおり回答いたします。

【要望書(8月4日付)に対する回答】

1. 占用許可は、道路法並びに同法施行令に基づいて許可しております。従って占用許可を取り消すことはいたしかねます。また、道路使用許可は、道路交通法に基づき許可権者が警察署長になります。

2. 道路管理者としては道路法施行令に基づき埋設管の深度及び、その他の地下埋設者等との協議内容など技術的な内容を審査しております。またルートについては、事業者が様々なルートで検討され決定したと考えます。

3. 道路占用許可に関して町が地元自治会へ告知及び協議はしておりません。ただし、道路使用許可申請の際に、警察署長より事業者に対して地元自治会への説明を求められる場合があります。

4. 通学路に該当していることにより許可に制限を設けることはございません。ただし、許可条件として工事区間毎に道路法に基づく申請を行うよう付しております。従って実際の工事に当たっては施工区間毎に再度道路法並びに道路交通法に基づく申請を行うよう指
導しています。

        ※本件に関する担当課:都市建設課


当会からの質問事項は下記のとおり

1.多くの自治会、子供会、農業従事者、各種団体が反対もしくは容認しない道路占用、使用の許可を取り消し事業者へ再検討を求めてください。

2.道路管理者として町が審査を行い、許可を出した審査内容、検討した別のルートの有無、許可根拠を明らかにしてください。

3.許可を出すにあたって町として行った住民、自治会等への告知、協議等の内容またはのそ有無について明らかにして下さい。

4.占用許可にあたって本ルートが通学路に該当していることによる町からの許可の制限または条件について具体的に指導内容、協議内容、参加者等について明らかにしてください。

当会要望書・質問事項の全文はこちらの記事へ

西脇町長の選挙公約の一つに、「安心・安全なまちづくり」とあります。



以下抜粋

安心・安全なまちづくり
○生活に寄り添った、利用しやすい地域公共交通施策に取り組んでいきます。
○地域防災計画の見直しや自主防災組織づくりの強化や活動の支援など、防災減災に取り組みます。
○町内の各所に防犯カメラを設置し、犯罪のない安心・安全なまちづくりに取り組みます。
通学路の安全整備に努めます。

抜粋以上

一私企業の売電目的のための高圧送電線を住民の生活道路に埋めること、また多くの自治会、子供会、農業従事者、各種団体が反対もしくは容認しない道路占用許可を出すことが、生活に寄り添った利用しやすい地域公共交通施策なのでしょうか?

子どもたちの通学路をメガソーラー工事車両のルートに使用し、22000ボルトの高圧線を通すことは、通学路の安全整備からはかけ離れていませんか?

山を削り谷を埋め、大量の木を伐採するメガソーラー計画は、減災どころか災害を増大させる危険性のあるものではないでしょうか?

平群町長は選挙公約を守って、住民に寄り添い、住民の命と生活を第一に考えて行政を行ってください。


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