で、一昨日、部を辞めたいと打ち明けてきた。理由として、一つには進学校の部活ではなくスポーツ強豪高に近い練習内容で月のうち二回の土日は遠征合宿で土日は潰れ………中学の頃よりも格段に違う練習量で、体力は消耗する一方、部活をやっていようがなかろうが勉学は同じペースでやっていかないといけない………体力が追い付かず精神的に追い詰められてきた。一年生が10以上入部したらしいが、既に4人退部してさらに息子が申し出る1日前に一人が退部して、実は退部したいと考えている一年生が5人ぐらいいるとのことで、………そうなるとほとんどの一年生が退部希望となるんだが、一年生がついていけないという現状でありながら顧問の先生は知ってか知らずか練習は益々過激化しているらしい。
ついていけなくなってきて、今度はボロクソに怒られ始めて、自信喪失………モチベーションは激減。
あれほどまで楽しくバレーボールに打ち込んでいたのに………バレーボール一色だったのに………悩みに悩んで………兄にも相談して………
俺はいったったんだが、とーちゃんに相談してもお前んはわかってるよな?
トーチゃんは昭和の人間、最後まで貫けや!途中で辞めたら、辞め癖がついて何でもかんでも辞めればいい!って、逃げ犬根性が身に付いてしまう!お前は達成感を味わっていない、何でも中途半端だ!これは将来お前が仕事に就いたときに影響が出てくる。嫌なものは辞めればってのは耐える根性をなくする、だからこそこの苦しいときにもう一度踏ん張れ!
ってしか言わないよ………。
ねーちゃんが小学校3年から5年の途中まで剣道スポーツ少年団を絶対に辞めさせなかったやろ?なんでだったか解る?あれは慢心を許さなかったの。一年生の時に県大会で優勝(素振りだけ)したもんだから天狗になって………防具を付けて初めて人とやって竹刀が腕にあったって………痛い!って、それがトラウマ………剣道したくない←ふざけるな!お前はあの時剣道なんて簡単とか、優勝したんだから私は強いとか言っていながら………ふざけるな!痛いからといって逃げるな!ってのが理由だよ。だから練習はしないけど引きずってまでも道場に連れていって………5年の途中から復帰して6年の時には2回ほど団体優勝したんだろ?でもね、それで剣道で燃え尽き症候群……中学で吹奏に変わったけどさ………なんやかんやで、一度達成感を味わっているんだよ。それで、次のことって………だから中学で吹奏やってもトーチゃんはなんにも思わなかった。
お前さ、小学校の剣道も中途半端。優勝の経験、つまり達成感を得ていない………中学のバレーボールは仲良しバレーでいつも予選敗退。勝った、ここまで頑張って………成果を出した!ってこと一回もやってない。
だから、忍耐力に不安を覚える。お前は努力してる。それならなおさら、達成感を味わうことが必要なの。努力しても得られない中途半端な気持ちでいるんだよ。努力しているものこそ小さくてもいいから何かしら成果を得ないと何時までも不安感にさいなまれ尚更成功できない………努力はしてるんだけどな………っていう負のルーチンに陥るの。
所謂負け癖がつくの。
そうなると、俺はいったい何をしてるんだ?と自己否定したりとか………ネガティブになって行くんだよ!
そうなると、社会人になって仕事も転々とか………それは人生最後に泣くはめになるんだぞ!仕事が向いてないとか俺の望んだ仕事じゃないとか、言い訳ばかりで自分からあわせる能力も意欲もない………そんな大人になっちまうんだ!
今のうちに耐える力をもっともっと身に付けとけ!
辞めるんだったら、直ぐ次の目標を作って努力しろ!努力は自分の力だ!他人任せではない!
お前はまだ若い!ネガティブにならず、前を向いて これからは勉学に勤しめ!
わかったか! さ、部活を辞めてしまった、ではなく、次のSTEPのために時間を作るために辞めたんだ!と思え! 頑張れ、息子!