志波城古代公園
平安時代初め(803年)に築城された志波城跡の外郭南門や築地塀を復元して公開しています。歴史上中央政府が築いた日本最北の城は古代の志波城といわれています。盛岡が日本北限の築城の地に選ばれたのは、当時米作の北限が盛岡だと考えられていたからだと思われます。志波城跡の南辺に約1200年前に築城されたときの姿が復元され、中央に配した南門は間口15メートル、奥行き6メートル、高さ11.1メートルあり、平城宮跡朱雀門(奈良市)に次ぐ大規模な門です。その両側それぞれ126 メートルに土を層状に固めた築地塀をめぐらしており、塀の上には櫓(やぐら)を組んでいます。2015年3月志波城古代公園案内所がオープンしました。
山根知起