14日に告示される東京都知事選に出馬表明している小池百合子元防衛相が11日夕、都庁で会見し、目指す政策について説明した。まずは前回の会見でも強調した「都政への都民の信頼回復」が最優先だとし、女性も高齢者も障害者も住みやすいダイバーシティ(多様性)などをキーワードに、待機児童を限りなくゼロにしていくほか、残業や満員電車もゼロにしたいと訴えた。
東京の成長を創出するために、小池氏は「3つの新しい東京」をつくる考えを示した。一つ目が「セーフシティ」、次に「ダイバーシティ」、最後が「スマートシティ」だ。
セーフシティでは、東京を襲う恐れのある直下型地震や水害などの防災対策を進め、住宅の耐震化・不燃化などを2020年まで加速させるとした。また、都道の無電柱化の推進や東京五輪などテロ対策も行う。こうした安全なまちづくりには、昔ながらの東京の「町会」や「商店街」も役立つと指摘した。
ダイバーシティでは、誰もが活躍できる都市づくりをうたい、パラリンピックが東京で行われるのは「ユニーバーサル化のチャンス」と語った。
社会問題化している待機児童問題に関しては、「出来る限りゼロに近づけていきたい」と述べ、そのための用地確保や人材面での保育士の待遇改善も必要だとした。それは高齢者問題も同様で、こうした課題解決のための財源は、「膨れ上がる五輪予算を精査して都民のために使って行く。そのために五輪予算の運営の適正化を表に出した」と説明した。
「保育施設と高齢者施設の合体」も模索するといい、「国政だと厚労省、文部科学省の高い壁があるが、東京都だからこそ都民のニーズに合った縦割りを廃するリーダーシップを発揮する」と意気込んだ。
小池氏はワークライフバランスの重要性も指摘。「こんなに残業でへとへとになっている国はない」として、残業ゼロを訴え、まずは都庁から始めていくと述べた。また時差通勤など知恵を絞って、「東京の満員電車をゼロにしたい」とも語った。
スマートシティでは、環境先進都市を目指すとし、一つひとつの家がエコを進めていくことが省エネにつながるとした。
前回6日の会見では、自民党都連に対して「どこでだれが何を決めているのか不透明。ブラックボックスのようだった」と指摘した小池氏。この日の会見でも「都民の都民による都民のための都政を取り戻す。透明性のある都政と信頼回復が最大のエネルギーになる」と都連・都議会と都民との距離を強調した。具体的に何が不透明なのかについては「それが分からないから追及していきたい」と述べた。
また、身を切る改革として、都知事報酬の削減も打ち出した。(ザ ページ)
都連は余りにも偏見を持った態度で接しているようにも感じる、もっと真剣に女性活用を考える必要が有るように伺えた・・・好き嫌いの人間関係が立候補を絶切っているのでは・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます