苦渋の決断を余儀なくされたキーマンの顔は曇り続けていた。東京五輪陸上のマラソン・競歩の札幌への変更が1日、開催都市の同意がないまま決定するという前代未聞の事態。「合意なき決定だ」。東京都の小池百合子知事は、英国の欧州連合(EU)離脱に向けた象徴的なフレーズに、都の立場をなぞらえてみせた。突然の変更通告に小池知事は一時、法的措置も検討したというが、開催まで残り9カ月を切った大会運営自体への影響に懸念を示し、最終手段に訴えることまではしなかった。
「今も東京がベストという考えは変わっていない」。この日行われた国際オリンピック委員会(IOC)などとの合同会議で、小池知事はこう意地を張った。
都が東京開催を断念した最大の理由は、IOCに絶大なる権限があることだ。小池知事は会議後に都庁で行われた定例会見で、「さらに戦うことも検討したが、勝てる可能性は少なかった」と強調した。(wEB抜粋引用)
今回、IOCはしきりに「アスリートファースト」を口にする。国内の報道でも涼しいことがアスリートファーストだと。しかし、本当にそう思っていたなら、この時期までに判断することが出来たはずだ。それを選手にも主催都市にも散々準備させておいて、最後に「違う場所が好ましい」って…。なんだか「アスリートファースト」をいい訳に使っているだけのような気がしてならない。
本当のアスリートファーストとは、十分に時間をかけて準備されたコースで、そのコースに応じた準備の時間を確保され、スムーズ運営がされることではないだろうか。
IOC、組織委員会の皆様には今一度、本当にどこでやることが選手はもちろん、観客も、都民も、国民もハッピーなのか考えて頂きたいと切に願う。(wEB抜粋引用)
ドーハでのマラソンでの棄権者多発の原因は暑さ対策の顕著さによるものと、対策も満足に出来ていなかった結果にもあるようだ。
ドーハ・東京を比較しないまま突然のコースを変更されると言う事が起きたとすれば問題だ。陸の花といわれるマラソンが急遽北海道に分離した事にされたとすれば、コースを暑さ対策を考慮して上で準備した東京が余りにも気の毒と言わざる負えない。
アスリートファストと称しながらのコース変更、IOC・組織委員会等に何らかの意図があるのではと疑いたくなる。
東京都・選手・応援者者の気持ちを考えると複雑な気分になるが、日本のオリンピックに禍根を残すことの無いオリンピックにしたいものだ・・・・
東京オリンピックは何処へ行ったの?
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