雨の記号(rain symbol)

「Love Whisper」が世界に突き進む(GFRIEND)




 「Love Whisper」が世界に突き進む(GFRIEND)




 K-POPはまだ少数ながらも世界中にファン層をつくりだした。いろいろのK-POPを聴いて理解も奥行きも進んだようだ。
 その結果、K-POPを送り出してくる国と地域の音楽的傾向や情緒についても、漠然とではあってもとらえ始めているかもしれない。
 全体から見るとひと握りでも、K-POPに対する情熱の凄まじさが彼らの特徴だ。フラッシュモブやランダムダンスの動画、K-POPアーチストを出迎えるファンの熱狂振りを見ればよく理解できる。


 TWICEやBLACKPINKの音楽がアジア内にとどまらず、その外に出ていきだしたのは相応の受け皿が出てきていたからだと見たい。視聴回数が他ガールズに比べ桁違いとなってきてるのはそうと考える他ないだろう。
 実際、欧米各地からファンたちがアップしてくるフラッシュモブ等の動画を見ても、TWICEやBLACKPINKの音楽は熱狂的に愛されている。
 音楽がいいからか? 歌やダンスが上手だからか? 
 売れてしまえばその音楽はいいとしか言えない。大勢のファンが歓喜して踊っているのに”ダメ”と言っても説得力がない。
 歌やダンスについていうと、上手であるかどうかはともかく、下手じゃないから受け入れられているとするのが妥当な見方だろう。


 K-POPのダンス音楽は世界に向けてもともとはアイドル音楽としてスタートしている。歌とダンスのテクニックをセットで売りにして浸透を図る。そこがセールスポイントだった。競争相手はいないのでハッタリがかかっていた点は否めないかもしれない。だが、少しなりと成功したからこそK-POPは今も存続している。むしろ確実にファンを増やしてきている。
 要するにK-POP音楽は”歌とダンスを達者にこなす”を半ば宿命付けるようにフリルとしていた。常にベースとしていたのはカッコよさだった(可愛さが売りだったKARAでさえ、日本ではカッコよさをアピールしたほどに。途中から、可愛さ路線に転じて少女時代より一歩抜け出せるかに感じられた時、例の決定的な事態が忍び寄っていた)。
 
 海外向けとしてK-POPガールズの音楽は、KARAと
少女時代のブームが終わった後、ずっと低迷状態を続けてきた。


 TWICEやBLACKPINKの音楽がアジアの外で人気が出だしているのを見て、じつは不思議な気がしていた。
 (いったい、どこでどんな風に火がついて…?)
 思い返せばTWICEとBLACKPINKにはひとつの共通項がある。登場時に技術面で散々に批判を浴びたこと、それにもかかわらずヒットし、グループ人気をあげてきたところだ。

 今ではBLACKPINKの音楽を高く評価するファンも出てきたが、2NE1と比べたら(子供だまし)と露骨な嫌悪感をもってけなされていたのはよく覚えている。TWICEに至っては今も本気で最低レベルと決め付けている者がいる。どこの国だけといわず、日本も中国も欧米も、世界のありとあるK-POPファンたちが支持してるからこそ人気があるのに”ダメだし”をする根拠はいったい何なのだろう。
 
 KARAが不運な結末で広げ切れなかった”可愛さの音楽”がここへきてようやく日の目を見て、TWICEらによって大きな展開が姿を見せてきていると自分は考える。
 それが世界で受け入れられだしたTWICEやBLACKPINKの音楽ではないか、と。TWICEやBLACKPINKの音楽にはまったくカッコよさを意識したところが感じられない。
 いや、BLACKPINKの音楽はカッコいいではないか、という向きがあるかもしれない。それは違う。紙一重違う。パフォーマンスがスマートだから、そう感じる人は感じるだけのことだ。いわば、カッコよさの臭み(フリル)が取れ、よりアイドルらしくなったのだ。


 ダンス音楽の振り付けを生業とする者たちの観察の繊細さには感心させられる。
GFRIEND、新曲「Love Whisper」のカムバックステージを見て、手指のしぐさや表現が秩序を持たせればこれほどに美しいものだったのか、と気付かされたK-POPファンは少なくないのではないか…。
 自分もそうだった。
 GFRIENDのカムバックタイトル曲「Love Whisper」はアジアのみならず、地球の裏側でも南米を中心に熱い反響を呼び起こしているようである。
 このことに意外性を感じる一方、遠くに住むK-POPファンもK-POP流アイドル音楽に新たな何かを期待し始めているのだな、と頷く思いもしてくる。

 ずばり、GFRIENDの「Love Whisper」が世界のK-POPファンの支持を集められるようなら、K-POPガールズのアジア型アイドル音楽が一気に花開いていく道筋が見えることになりそうである。
 
 GFRIENDの「Love Whisper」MVの視聴回数がこれまでの楽曲と比べると圧倒的勢いを示している。
 
 アジア型アイドル音楽も世界で受け入れられる兆候が出てきてる可能性もありそうである。





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