『耳をすませば(LOVE WHISPER)』を視聴して(GFRIEND)
GFRIEND音源チャート1位席巻…“夏=GFRIEND”の公式立証
ガールズグループGFRIENDが、夏の不敗公式をもう一度証明した。
GFRIENDは1日午後6時、各種音楽配信サイトを通じて5枚目のミニアルバム『PARALLEL』全曲を公開した中で、タイトル曲『耳をすませば(LOVE WHISPER)』が主な音源チャートで1位になって熱い反応を得ている。
2日午前8時現在、タイトル曲『耳をすませば』はgenie、Bugs、olleh MUSIC、soribadaなど4カ所の主な音源チャート1位に名前をあげて強大な音源パワーを見せた。
その他にもNAVER MUSIC2位、Melon3位、Mnet3位など音源チャートを席巻した。
それだけでなく『両手を合わせて(AVE MARIA)』、『2分の1 1/2(ONE-HALF)』、『LIFE IS A PARTY』、『赤い傘(RED UMBRELLA)』、『FALLING ASLEEP AGAIN』などアルバム収録曲もチャートに進入して全曲が等しく愛されている。
(K-POPニュースより)
昭和時代は”10年ひと昔”と言った。それがいつの頃からか一週間の7を年周期に組み込み、”7年ひと昔”と呼ばれるようになった。
今も”7年ひと昔”の表現が生きているかどうかは知らない。
ただ、KARA、少女時代などのガールズグループが上陸し、日本にK-POPブームを巻き起こしたのは7年(ひと昔)前の2010年だった。
その後、ブームは収まり、テレビやラジオ、新聞の目立った場面や場所でK-POPが取り上げられることはなくなった。
ところが今年に入り状況に異変が生じ始めた。日本人3人を擁する多国籍ガールズTWICE(9人編成)が韓国で人気NO1のガールズとなり、余勢を駆って日本デビューを宣言したからだ。
日本のマスコミはすぐそれに呼応したわけではない。当初はスポーツ紙がコーナーを用意し、TWICEには日本人メンバーが3人いて、「TT」という曲が世界的に人気が出てる等の話題を客観的に伝えたくらいのものだ。
ところが彼女らの「日本デビュー」という事実は強烈なパンチだった。これを待ち焦がれているファンの気持ちを揺さぶった。マスコミの情報を頼らずとも、あの日のKARAや少女時代のように潜在的ファンは思いのほか膨れ上がっていたのだ。
ツイッター等で膨れ上がってる情報にマスコミが後手を踏み手をこまねいているわけにいかない。情報に勢いがあるなら、潤滑油をほどこし情報や経済を活性化する役割は彼らが担わねばならない。
新聞や雑誌の取材を受け、テレビにも出るようになったTWICE人気はさらに膨れ上がった。
とうとう無理だと言われたテレビの人気音楽番組「ミュージックステーション」に出演するまでに至った。
昨年まで、日本でK-POPガールズの人気を代表していたのはApinkだった。しかし、Apinkでもアリーナクラスの公演を実現できないのが現実だった。
しかし、今年日本に登場したTWICEとBLACKPINKはいとも簡単にアリーナクラスの会場を満員にしてしまった。
Apinkの銅にこれまで空白だった金(TWICE)と銀(BLACKPINK)の台が一挙に埋まった感じである。あっさり会場を埋めてしまったファンたちはいったいどこから現れたのであろうか?
これはひと昔前のブームが再来したと呼ぶほかないのではないか…?
K-POPの低迷期を支える役割を担ってきたApinkの銅は仕方ないところがある。低迷期は新たなファンを掘り起こすどころか去りそうなファンを引き止める役割の方が大きいであろう。
パワフルだが粗も見える派手な音楽…より、繊細で感情の細やかな歌とダンスでK-POPファンの心を癒してきたApinkの音楽は、どっちかと言えば攻めよりは守りの音楽だったかもしれない。
8月に入ってカムバックしてきたGFRIENDは、TWICEやBLACKPINKと競って三強を形成するのでは、と見ていた時期があった。
しかし、前回カムバックの不調がたたり、一気に水をあけられた感じだ。もう三強どころではない。
後ろをひたひた迫ってくる連中を突き放す戦いになってきた。
前回カムバックでは、少女時代(オールラウンド)のガールクラッシュな面をタイトル曲「FINGERTIP」でアピールしたかったのだと思われる。しかし、どことなく軽く、無理も感じられた。あまりに頑張ったせいか、ゆとりが失せ、せっかくの初々しさまで失ってしまった。
彼女らは今回、進んだ場所から引き返し、初々しさを充電しなおしながら、戦術転換を図ってきたようだ。
その結果、GFRIENDはマイペースをきざむApinkにとって強力なライバルとなってきた。
Apinkはもともと、日本や中国などの市場に見合った音楽で勝負している。楽曲スタイルは明らかに東アジアのロマンチック音楽だ。このスタイルが東南アジアから外へ広がってくれればさらによいとの姿勢だろう。
早い話、東アジアのアイドル音楽というわけだが、近頃、ボーダーラインでひしめいているのはほとんどがこのタイプのガールズだ。このタイプと異なるスタイルを取れば、まず大半がめぼしい成果をえられず、ごくごく一部がTWICEやBLACKPINK、あるいはKARDの前段階までこれるかどうかといったところ。しかし、ここから先も容易じゃない。あれほどの人気と注目を浴びた4MINUTEでさえ、近場の国で会場を満員にしてコンサートが出来なかったのだ。
最近、韓国でコンサートを行って会場をいっぱいにしてるのは東アジアスタイルの若手ガールズたちだ。彼女たちが今回のブームに乗じて目指しているのが日本というわけだ。
つまり、今回のミニアルバム、タイトル曲『耳をすませば(LOVE WHISPER)』MVを視聴しての感想は、
「GFRIENDよ、あなたたちが追っているのも結局はApinkの背中だったのか」
だった。
「GFRIEND」MVで登場した森と水のイメージに清純を重ねる手法はApinkのやってきたスタイルそのものと言ってもよい。Apinkもこの手法で清純の瑞々しさと麗しさをつくり、清潔感溢れるガールズの名を不動のものとした。
あらためて考えればApinkとGFRIENDはよく似ている。歌とダンスの上手い6人メンバーで構成され、ボーカルに絶対エースのウンジとユジュをかかえている。楽曲のつくりが似てきても不思議ではない。
GFRIENDにはこぢんまりまとまらず、失敗しても「FINGERTIP」のようなチャレンジ曲でTWICEやBLACKPINKともう少し続けてほしかった気がする。
だが、『耳をすませば(LOVE WHISPER)』は嫌いなわけじゃない。むしろ好きである。
TWICEやBLACKPINKと争う姿勢を失ったことを惜しんでいるだけの話である。
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