雨の記号(rain symbol)

完成度高いIVEのカムバック曲三つ






完成度高いIVEのカムバック曲三つ
IVE's three comeback songs with high perfection



「IVE」TXTおさえて「Baddie」2冠目! 10/26「Mカ」




10月26日放送Mnet「MCountdown」では、IVE「Baddie」とTXT「Chasing That Feeling」が1位候補にノミネート。この中から1位に輝いたのは、IVE!



 IVEは新曲「IVE(アイヴ)」で、音楽番組2冠目を獲得。
デビュー以来、音楽番組で早くも通算50回目の1位を達成した。

 IVEは今回、多様な試みの新曲を三つ揃えてカムバックしてきた。
 どのパフォーマンスも完成度が高くて驚かされる。
 第4世代のトップに立たんとするガールズの意地を見た気がした。


 照準を置いた相手(ガールズ)はひとつしかないと見た。
 後からスタートし、モーレツな勢いで自分たちの脇を追い抜いていったガールズしか考えられない。


 三つ揃いの華々しいスタイルで、昨夏デビューしてきた「newjeans」は、ひと冬越しただけで、韓国発のローカルなグループから、一気にスターダムなK-POPガールズにのし上がった。
 「あれよ、あれよ」でまさに”騎虎の勢い”というやつだった。


 過去、デビュー数か月であのようなブレイクを見せたガールズはBLACKPINKの他に記憶はない。
 少女時代や2NE1のデビュー時もそうだったようだが、あれは韓国内だけのレベルだった。
 デビューした頃のBLACKPINKのエネルギーには、「これまでのガールズとはひと味違うな~」というような凄みが
感じられた。

 デビューしてまもなくの「newjeans」にもそれと似たエネルギーを感じさせられた。
 BLACKPINKの後を引ぎ次ぐガールズは”newjeans”じゃないだろうか、と思ったのである。


 他のガールズと競り合うイメージはまったくなく、飄々として、IVEなど新世代のガールズを横をひょいと抜き去ったイメージが残った。

 HYBEのバックボーンというのもあったろうし、IVE当人らは悔しがる暇はなかったろうが、IVEを抱える事務所(スタシーの面々)は歯がゆい思いをさせられたんじゃないだろうか。
 絶対の自信を持って送り出したIVEがどのような意味においても、彼女らに劣っているとは考えていなかったはずだから。


「新曲を三つそろえてねえ~、ではうちもそれでいってみようか?」
「いいとは思いますが…」スタッフのひとりは首を傾げたことだろう。「資金の問題はともかくとして、二番煎じの声が出て来ませんか?」
「うむ、二番煎じというより、一曲目の出し方によっては、保険をかけた曲のような言われ方はするかもしれないね。しかし、うちの子(IVE)を支えてくれるファンダムもしっかりできてきた」
「…どんなやり方とっても声援をくれるファンもいれば、そうでないファンもいるってことですね」
「そうだ。我々に失うものはないぞ」
 そんなやり取りがあったかどうかは知るすべもない。


 ただ、IVEの今回カムバック曲のいずれにも、”凄まじい努力とエネルギー”がこもって感じられる。
 装いの異なる3曲をこれほどのパフォーマンスに仕上げてくるIVE面々には、「ありがとう」の言葉しかない。


 ともかくどれもすてきなステージで、代わる代わるにこれらのステージを楽しませてもらっている。
 グループでも個人でも完成度の高い「ステージの熱量」は、デビュー当時のBLACKPINKに並ぶ”モノ”を自分は感じた。


 今後カムバックしてくるガールズグループは、完成度高いIVEのステージの出現(見させられたこと)によって、苦戦するんじゃないか、と考える次第である。



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