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ジゼルに寄せて―失敗を成長の糧に(aespa)



ジゼルに寄せて―失敗を成長の糧に(aespa)



aespa「ジゼル」謝罪…「Nワード」口パクで「もっと学ぶ」



★  ジゼルのリップシンクする姿は、最近公開された「Savageビハインド映像」に含まれていました。この中で、ジゼルは「SZA – Love Galore」に出てくる「Nワード」を口パクしていました。
 「Nワード」はアフリカ系アメリカ人に対する蔑称。アフリカ系アメリカ人以外は使用してはいけないとされており、海外ファンは不快感を表していました。



 謝ればいいってものじゃない。周囲はやった当人じゃないから取り繕うことに力が入る。
「そうだったのか ― お詫びだ、お詫び」
 お詫びの段取りつけて禁止用語をひとつ加えてそれで一件落着となる。
 しかしそれでは抜け落ちているものがある。
 形式的な謝罪より大事なのはそこから学ぶことだ。ジゼルにはこの失敗から多くを学んでほしい。


 昔の旅芸人は差別はされても差別をしたことはない。行く先々のお客(ファン)が生活の糧となったから。
 芸能やスポーツなど、大衆(ファン)に愛されて生活の糧を得る職についている者は、こういう失敗は絶対やっちゃいけないんだ(人気を出して偉くなったと勘違いして横柄になる輩はけっこう出て来てる社会となってはいるが…)。
 本来は昔の旅芸人の座長にあたる人が教えておかねばならない知識だった。
 今は世界中の人々が交流する時代となっているから、互いに学び合わねばならないルールやタブーが氾濫状態なのも確かだ。
 ジゼルは知らないでついそういう地雷を踏んでしまった。ジゼルの失敗というより、昔の座長格(組織が大きくなっている。マネージャーというより教育部門の職務)の人の指導が行き届いていなかったということだろう。
 該当職務の人がサラリーマン化して事なかれ主義に留まっているなら、ジゼル自身がこの失敗から学んで素敵なアイドルに成長していってもらいたいものである。


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