雨の記号(rain symbol)

大人の音楽とTWICEらのアイドル音楽






大人の音楽とTWICEらのアイドル音楽
Adult music and TWICE's idol music






 この夏はガールズグループの活躍が目につく。
 BLACKPINK、MAMAMOO、TWICEといった人気上位ガールズは相変わらず強さを見せ付けている。まさに”我が世の春”状態でますます存在感を高めてきた。
 途中で数えるのをやめたが、TWICEはいつの間にか12冠を確保するに至っている。ここまで強いとなるとBLACKPINKとの2強対決も見たかった気もする。
 ガールズ全体が力をつけたせいか、傍流に甘んじていたApinkやAOAもここに来て復活を印象付けている。それだけでなくApinkはアジアツアーを再開させるようだ。じつに喜ばしい。彼女らの”清純セクシー”がどのように受け止められるか、各国現地から上がってくる動画を見るのが今から楽しみだ。
 何年か前、今よりは小さかった世界のK-POP界をGirl’s Dayのセクシーが席巻した。今から思えばメンバー4人中、リーダーを除くヘリ、ユラ、ミナの3人は20歳そこそこの娘たちだった。パフォーマンスを振り返って見れば、教えられた通りを踊る素朴な清純セクシーに留まるものだ。今の時点から動画を鑑賞してみればそのへんがよくわかる。
 ところがApinkのセクシーは当人らがあえて意図して踏み込んできている。歌唱力もダンス力も女としての成熟度も高い。K-POPは若いファン層を抱え込んでいるが、Apinkの清純セクシーは目の肥えたファンらの心も動かすかもしれない。
 AOAは今回のカムバックでソリョンの頑張りが目についた。そのステージを見るにつけ、体調不良を起こしたチョアの離脱が惜しまれてならなかった。

 今年台頭したMOMOLANDはメンバーのナユンが体調不良で活動から離脱している。メンバーの抜けた穴を埋めて頑張るMOMOLANDの面々を見ているとつい拳に力が入る。
「頑張れ。ナユンも早く戻ってくれ」

 TWICEは歌とダンスを軽いタッチにとどめたエンタメ性が魅力の音楽である。そろそろそこに留まったままにするか、先に進むかがスタッフが集まって議論されるかと思われる。

 他ガールズがTWICEっぽいところにシフトしてきてるように見えるところから、あえて路線変更を鮮明に打ち出すのもどうかと思われる。よってTWICE自体、今後ますます軽いタッチの音楽へ進んでいく可能性もある。
 BLACKPINKまでその傾向が見え、(G)I-DLEの音楽が斬新に感じられるのは困ったものだが、MOMOLANDの思い切った単調中毒路線もその意味ではすごく目につくパフォーマンスとなっている。
 それもこれもK-POPのファン層が年齢を下げてきてるからと言えそうでもある。
 逆に言えば、大人の音楽はモーレツな勢いで支持を失ってきてるのかもしれない。自分からして、大人の音楽はちっとも面白いと感じない。若い頃に聴いてよかっただけで、今聴いてよいものはずいぶんすくなくなった。
 それを職場で昼に一人か数人で懐メロとして聴いているが、帰宅すると聴く気はすっかり失せている。
 
 



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コメント一覧

諫早
 大きな歌謡ショーでしかAKB48系のパフォーマンスステージは見ていませんが、おっしゃっておられることはよく分かります。
 AKB48系のアイドルスタイルとK-POPガールズのアイドルスタイルの比較検証は、かなり説得力のあるものですよ。思いつきにまかせた当方の駄文のコメントにしておくのはいささかもったいないほどです…。

 欧米から流入したポップスを換骨奪胎し、世界の音楽状況を見据え周到に準備したカル群舞に乗せて海外制覇に乗り出した時、当時のパク・チニョンは現在のTWICE流パフォーマンスなど頭の片隅にもなかったでしょうね。
 アメリカ攻略に押し立てたWonder Girlsをステージを見ればわかります。”セクシー+カッコよさ”に賭けたとステージは語っています。しかし、結局野望は頓挫した。アジアンレディの”セクシー+カッコよさ”は底が知れてたんでしょうか…。

 2010年時のブームで登場したガールズ三羽烏(KARA、少女時代、2NE1)の業績をたどれば現在に至るK-POPガールズの流れが理解できます。日本に上陸した時は多くのステージがカッコいい系の音楽でした。しかし、日本での活動が始まって1年もすると、カッコいい系の音楽は少しずつ姿を消していきます。代わってかわい系の音楽が増えてくる。日本語曲は清純のかわいさに溢れたものがKARAも少女時代も多かったですね。売り上げの半分以上を持っていく日本側スタッフの言い分が通ったのは当然だったでしょう。
 少女時代のテヨンや他のメンバーは、「Gee」や「ダンシングクイーン」のようなかわいさにこだわったパフォーマンスには抵抗があったと口にもしています。
 カッコいい系でしか勝負できなかった2NE1はそのせいか長く日本に留まれなかったですね。早々と日本に見切りをつけて去った。
 KARAと少女時代の活動が順調だったのは、彼女らの可愛さとしての素材は申し分なく、そして歌とダンスが上手にできたからですね。
 KARAと少女時代によって日本攻略はどうすればいいかの目鼻はついた。ほどほどの歌とダンスに可愛い顔立ちの娘らが揃っていればいい。
 少し後に登場したT-ARAは日本攻略を目玉にすえたガールズだったが、出てくるのが遅かった。ブームは下火に向かいだしていたし、チーム内も乱れて人気を失った。
 日本のアニメやかわい系アイドル文化が混入して韓国のアイドル文化が大きく変化したのは確かのようです。しかしこの変化は日本におけるK-POPブームの膨らみがもたらしたように思われます。日本での人気が縮めば、かわい系に寄った振り子は元に戻る可能性があります。今回ブームの多くをTWICEが背負っているでしょうが、彼女らの人気に陰りが出れば周囲の類似ガールズは戦略変更を余儀なくさせられるでしょう。
 「プロデュース48」もTWICE人気の土壌があって仲立ちで発生したものと見てよいでしょう。
 ここからミサモに続くK-POPスターが生まれる可能性は大いにあります。TWICEが人気と存在感を失えば、ミサモのようなスターはしばらく出てこない気がします。秋元さんは「ここがチャンス」とばかり、「プロデュース48」の決断に踏み切ったのでしょうね。雨を広範囲に降らすにはあちこちに雨雲を作らなきゃならない。内々で歌やダンスのレッスンをいくら積み重ねても報われる可能性は低い。きっかけがあれば何にでも食いつかないと乃木坂が海外に向けて知られていくチャンスは限られるように思います。人気の乃木坂からも「プロデュース48」にチャレンジするメンバーが出てほしかったですね。もちろん上位人気のメンバーですが…。
名無し
先日、M-onで乃木坂特集やってるの少し見たんですがまあ可愛かったです。
おそらく彼女たちが韓国アイドルの歌唱力と楽曲を手に入れたらすぐ覇権取るでしょう。
おニャン子クラブから1mmも進歩してないユニゾンと楽曲で30年の時を超え成功したのは、
『日本人男性の女性アイドルに求めるものは顔と処女性だけである』という永遠不変の真理を秋元康氏が蔵してるからでしょう。
あとは男子の目の前でいかにチラつかせて飛び付かせるかの方法論の違いになります。

おそらく最初は男性ファンだけだったと思うんですが有名になるにつれ女性ファンも増え、今では約3割が女性ファンとされています。
アイドルに憧れやすい女の子にとってAKB系しかテレビに出てないんだから当然の帰結です。

翻って韓国の女性アイドル観を考えると、これは軍隊と切り離せない。
詰まるところ『軍を慰問するマリリン・モンロー』を理想像としている。
グラマラスな肉体とセクシーな歌とダンス。真っ赤な口紅。
Kpopのセクシーアイドルはこの軍隊が求める正統派路線から生み出された物で、
最近の清純派路線は軍にとっては好ましくないでしょう。
「ワンガを信奉する軍隊とTWICEを信奉する軍隊、どちらが強そうか?」と考えるとすぐ理由が分かります。
アメリカの新兵教育を見れば軍隊がいかに「野卑な人間」を育てたいかが理解できるように、
顔より肉体を求めるような人間でないと戦争で人は殺せない。
ここでアイドル論を書き連ねる自分のような人間には一兵卒も殺せないし務まらない。

ところが日本のアニメやアイドル文化の流入で韓国人男性のアイドル観も激変してしまった。
ネットでゲームする男子が9割を超え、嗜好のオタク化・2次元化が決定的になった。
3次元の肉体より2次元的な顔やキャラであるかどうかをより重視するようになった。
TWICEはその端境期を象徴するアイドルで、これ以降は乃木坂的なアイドルを韓国も求めるようになるかも知れません。
プロデュース48に対する議論を見てもそれを食い止めようとしてるのは男性でなく(本来の消費層でない)女性ファンなのは皮肉です。
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