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韓国ドラマ「青い海の伝説」第13話③

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韓国ドラマ「青い海の伝説」第13話③



韓国ドラマ「青い海の伝説」第13話



★★★


 モランは相槌を打てない。もしやの思いに駆られたからだった。
 ジンジュは続けた。
「前妻は慰謝料ももらえずに家を追い出されて以来、ずっと行方不明なの」
 モランはワイングラスを落としそうになった。唇をわなわな震わせた。
「ご主人のお名前は?」
「聞いて分かるかしら…ホ・イルジュンという不動産王で ― 江南にいくつもビルを持ってるの」
「…」
「大金持ちよ。とても大きな会社よ。今は新都市を開発してるわ。それに投資させてもらおうと ― これまで散々尽くしてきたのに…」
 震える声でモランは言った。
「その家に私の料理を?」
「そうよ」
「私の料理を…あの人たちが食べて…」
 モランの目は悲しさと悔しさで潤んでくる…。
「だけど、無視を続けるなら私にも考えがあるわ。この噂を江南中に広めてやるつもりよ。私は本気なんだから」
 ジンジュの話は聞かずにモランはつぶやく。
「世間は狭いもんですね…」
「でしょ? だから噂もすぐ広まるわ」
「…」
「見てなさいっていうの」

★★★





 カン・ソヒは味方につけた弁護士を自宅に呼びつけていた。
「私とチヒョンが全財産を相続できるように遺書の内容を変えてくれた?」
 弁護士は複雑な表情になる。
「変えはしましたが、ジュンジェさんにも少しは相続させないと訴訟を起こされるかと考えますが…」
「その心配はいらないわ」カン・ソヒはにべもない。「あなたは指示通り動いてくれればいいの」
「…」
「あと、チョ代表とチョン常務が証人になるのよね?」
「そうですが…ほんとに大丈夫でしょうか? 危険なのでは?」
「だから報酬をあげるんじゃない。あなたにもね」
 弁護士は目を落とす。カン・ソヒの強引なやり方には後ろに手の回る不安も感じるからだった。
「うまくいけば事務所を開けるわよ」

 弁護士は目の見えなくなっているイルジュンの前で遺書の内容を伝えた。
「内容は会長の指示通りです」
「…」
「作成日は2016年、12月28日、遺言者 ホ・イルジュン。間違いありませんね?」
 目の見えないイルジュンは二人のやりとりから遺言書の内容を把握することしかできない。
「捺印をお願いします」

 イルジュンは弁護士たちを信じて頷く。
「よく見えないんだ。どこに押せば?」
 カン・ソヒの意向を受けた弁護士はハンコを手にしたイルジュンの手首をつかんだ。書類のその場所にハンコを握ったイルジュンの手を誘導した。
「ここでどうぞ」
 顔を出したチヒョンはその様子を涙ながらで見つめていた。

 
 ナムドゥがリビングに顔を出すとセファがソファを動かしている。
「どうしたんだ? 模様替え?」
「ええ。眠れなくて暇つぶしにね」
「何だって? これを1人で? 重かっただろが」
「平気よ。すごく軽かったわ」
「まったく…シムチョンのパワフルには誰も真似できんよ」
 ナムドゥはその辺をはしゃぎまわるセファを見ながら感心した。
 セファは昨夜からご機嫌だった。疲れも見せず元気そのものだった。
「ジュンジェは私が好き。私が好き。私が好き。ブツクサ、ブツクサ、ブツブツブツ…ジュンジェはやっぱり私が好きなのね」
 その声はジュンジェの許にも届く。
 セファの声は昨夜よりもボリュームと張りを増している。
 クロゼットの前でスーツを選びながらジュンジェは笑顔になる。
「はっはは…大きな声だな…いい加減にしなさい。分かったってば…」
 リビングにやってくるとセファが駆け寄ってくる。
「ここの契約が切れたらどこへ引っ越すの?」
「そうだな」
 ジュンジェは視線を遠くに向ける。
「そこまではまだだが、そろそろ始めないとな。どうして?」
「体調がいいうちに家具を移したくて」 
「何だって?」
 驚いてるジュンジェにナムドゥから声がかかった。
「シムチョンを大人しくさせてくれ。うるさくてたまらん」
「別にいいじゃないか」
 ジュンジェはセファに向かって訊ねる。
「朝飯は何がいい?」
 セファは笑顔で答える。
「コメ! パスタ―!」 
「朝から麺はいいよ」とナムドゥ。
「今、切らしてるよ」
「私が買って来る」とセファ。
 
 セファはリヤカーに段ボールをいっぱい積んで売りに出向いた。
 その帰り、セファはゴミ袋を重たそうに運ぶ妊婦を見かけて駆け寄った。ゴミ袋を横からつかみ取るとダストボックスに投げ入れてやった。
「ありがとうございます」
 妊婦さんは嬉しそうにセファを見送った。
 さらに帰宅途中、狭い道路を走ってきた救急車が止まってる車のせいで立ち往生すると、その車を邪魔にならない場所へ移動してやったりもした。 






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