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歌の王国アメリカと「(Soshi)少女時代」(2011年1月)
「少女時代は9人全員がビヨンセ」米国ファンクラブ会員12万人
8日午後、米ロサンゼルスのある劇場。「Soshified」と書かれたピンクのTシャツを着た白人女性サラ(28)が少女時代のヒット曲「Gee」を韓国語で一緒に歌った。サラは会員数12万人に達する米国の少女時代ファンコミュニティ「Soshified」の会員だ。この日初めて開かれたSoshifiedの定期集会に参加した。米国各地から500人余りのファンが参加し団結大会を行う席だった。「Soshified」は少女時代の略称の「ソシ(Soshi)」と英単語の「満足する(Satisfied)」を合わせた言葉だ。
――歌詞を正確に歌ったが。
「K-POPがとても好きで韓国語を習い始めた。いまは韓国語の発音を英語に書き写して歌詞を覚えている」
――K-POPがなぜ良いのか。
「米国ポップはすべての世代で一緒に楽しみにくいが、K-POPは年齢と関係なく誰でも気軽に楽しめる音楽だ」
「ポップの本場」米国がK-POPにはまっている。8日に開かれた北米地域の少女時代ファンクラブの「Soshified」の団結大会はその一断面だ。この日は午後3時の行事開始の6時間前からファンが長い列を作った。韓国歌手の米国ファンクラブが別途にイベントを用意したのは初めてだ。
これまで米国は韓国歌手が見下ろすことはできない舞台だった。米国ポップはただ韓国歌手らがまねる“教本”だった。だが、2000年代後半から挑戦が始まった。Rain(ピ)・BoA・SE7EN(セブン)などが米国のステージに立ち、ワンダーガールズは韓国歌手で初めてビルボードシングルチャート76位に入る記録を立てた。
昨年9月にロスで開かれた「SMタウンコンサート」には1万5000人余りの米国ファンが集まった。少女時代・スーパージュニア・SHINeeなどSMエンターテイメント所属歌手全員が参加したこのコンサートは、公演1カ月前に全席売り切れを記録した。
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この日「Soshified」の行事場所は人種展示場のように見えた。黒人・白人・東洋人などが均等に席を占めた。SMUSA側は「出席者のうち半分以上がヒスパニック・白人など非東洋人だった」と伝えた。イベント会場には韓国で別に製作した少女時代の映像が出された。少女時代メンバーらが踊って歌う映像に劇場は歓声であふれた。おじさんのファンも目についた。雄壮な声で「ソ・ニョ・シ・デ(少女時代の韓国語読み)」とかけ声を叫んだ。ひげを長くはやしたグリミー(49)は、「長きにわたる少女時代のおじさんファンだ」と自身を紹介した。
――韓国のガールグループとどうして接することになったのか。
「ユーチューブなどインターネットサイトを通じてだ。少女時代だけでなく、KARA、シークレットなどほとんどの韓国ガールグループが好きだ」
――韓国ガールグループが魅力的な理由は。
「米国のグループはメンバー1人だけが注目されるのが一般的だ。韓国ガールグループはすべてのメンバーが魅力的だ。少女時代は9人全員がビヨンセだ」
この日のイベントは少女時代にしたい話を書いた紙飛行機を飛ばして終えられた。ツイッターで少女時代に願いを伝える「願いを話して」というコーナーもあった。ユーチューブ・ツイッター・フェイスブックなどグローバルネットワークはアジアを超え米国・欧州などにK-POPを広める主要手段として定着している。米国で公式デビューしていなかった少女時代が大規模なファンクラブを持つことになったのもこういう背景からだ。
米ウォールストリートジャーナルは13日、「少女時代が日本でデビューして成功を収めたのはユーチューブを通した広報効果を得たため」という内容の特集記事を載せたりもした。「ユーチューブを活用する場合、別途の広報費用がかからないばかりか、デビュー前に市場の反応をあらかじめ見ることができ、韓国の芸能事務所はユーチューブを積極的に活用している」と報道した。
◆K-POP Invasion=韓国の大衆音楽(K-POP)が米国や日本など世界の音楽市場で成功を収める傾向を意味する言葉。1964年に英国のバンド、ビートルズが米国進出に成功して生まれた「British Invasion」に由来する。
(中央日報 K・POP エンタメニュースより)
母国語(一ヶ国語)だけを話す人たちのことをひそかに「アメリカン」と(軽視)の意味をこめて呼ぶようになったのはいつのことだったろうか。それとも今だって誰にも受け止められる隠語として息づいているのか。
この比ゆは英語圏の国(特に米国)が異国の言語を真摯に受け止めようとしない、あるいは建前として覚えようともしないスタイルをあげつらって誕生してきたものと思われるが、上記のニュースなどを読むと、いいか悪いかは抜きにして、多言語、多文化社会が米国において公のところでしっかり形成されだしてきているようにも感じられる。
アメリカ国民が少女時代(韓国語)の歌を受け入れ、ファンクラブまで結成している。時代は変わってきたとつくづく思う。
オバマ大統領が登場した時、何となくその予感はあった。彼の晴れ姿を見て、民族のアイデンティティーを刺激された黒人は多いはずだ。
米国はさまざまの言語を持つ人種で構成された多民族国家であるが、公用語は英語に特定されている。
これ以上言及しないが、米国も英語だけで国事をまかなっていく時代は終わりを告げようとしているのではないだろうか。
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この日「Soshified」の行事場所は人種展示場のように見えた。黒人・白人・東洋人などが均等に席を占めた。SMUSA側は「出席者のうち半分以上がヒスパニック・白人など非東洋人だった」と伝えた。イベント会場には韓国で別に製作した少女時代の映像が出された。少女時代メンバーらが踊って歌う映像に劇場は歓声であふれた。おじさんのファンも目についた。雄壮な声で「ソ・ニョ・シ・デ(少女時代の韓国語読み)」とかけ声を叫んだ。ひげを長くはやしたグリミー(49)は、「長きにわたる少女時代のおじさんファンだ」と自身を紹介した。
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少女時代やKARAの歌を聴いて、歌を聴くことの楽しさを何年ぶりかに再認識させられたと前にも書いた。僕一人でなく、同じような触発を受けた者は世界中にいたようだ。得心した。
アメリカで少女時代はまだ公式デビューしていない。それなのに彼女らのファンコミュニティに12万人もの会員がいるとはただ驚くほかない。
記事の内容から察するとしかもどんどん増えている趣きさえある。
☆ ひげを長くはやしたグリミー(49)は、「長きにわたる少女時代のおじさんファンだ」と自身を紹介した。
記事でも紹介されているが、彼女らの歌は若い子らだけでなく年配の者たちにも好感を持って受け入れられているのがひとつの特徴ではあるまいか。
自分以外にも「あの歌、すぐに覚えた」と言っている年配の同僚が職場にいる。覚えたと言っても、まず歌えはしないだろうが。
「ダンスが上手」「脚がきれい」「なぜかまた聴きたくなる」とか話題にするおばさんもいる。話に出ただけで不快そうにする者もいるが、気にならない歌には普通反応など見せない。じつはこの人も彼女らの「歌」に何らかの作用を促されてしまっていると見ていいだろう。
彼女らの楽曲はさまざまの国の若者らに歌・ダンスともどもでコピーされている。
少女時代のメンバーもテレビの番組で素直にそのことの喜びを表していた。
「苦労して覚えたのに、あんなに上手にコピーされるなんてほんと驚きです」
「私たちの歌がこんなに愛されているのかと思うと幸せです」
「南の方の国の人たちはとても情熱的に私たちの歌を受け入れてくれました。ステージで歌っている時、私たちに合わせてダンスしている人たちもいました」
司会者はさらに訊ねた。
「アメリカに進出して成功する歌手は誰か、のアンケートであなたたちが一番になりました。その理由は何だと思いますか?」
彼女らは首をかしげた。
「その1」司会者は言った。「英語を話せるメンバーがいること」
彼女らは少しだけ、ああっ、というような表情をした。カメラはティファニーの姿を映し出したりした。だが、これといった表情の変化はない。
普通ならアメリカからやってきたティファニーとかジェシカを思い浮かべるところだろう。だが、僕の見るところ、彼女らは全員、日常会話くらいはこなせるという感じがする。
洋楽などの歌で得た感触では、ソニーやソヒョンも英語は達者そうである。スヨンの歌も聞いたが案外いけそうである。そうなるとテヨン、ユリ、ヒョオンの中国語組も負けてはいられまい。残ったのはユナひとりとなるが、みんな英語を話せるけど自分は話せなくてもいいのだ、となるだろうか。
「その2」司会者は言った。「美貌であること」
これにも反応は鈍かった。当然という表情でもないし、違うという表情でもない。あえて言えば困惑している感じ。日本へやってきた際、思った以上に美脚を注目されたことの戸惑いに似るかもしれない。
カメラは特徴を際立たせるが、彼女らの実物は全員きれいかもしれない、とふと思った。
「少女時代」は遠からず、アメリカでも公式デビューすることになるだろう。そのとき、ビートルズの女性版再来となって、歌の王国アメリカ全土を席巻することだってあながち荒唐無稽な話ではないかもしれない。
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