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現場トークショーから(ジェシカ)(10)
From the on-site talk show (Jessica) (10)
「ああ、おいしいね」
「うん、おいしい」
「それで仲直り?」
「はい」
おかしそうにするジェシカ。
「喧嘩の原因は何なの?」
「些細なことで喧嘩になります」
「たとえば?」
「何だろう・・・」
そこで考え込むジェシカ。彼女が黙り込んで場は弾まない。
「何でもいいから思い出しながら話しなさい」
お笑いMCは苛立ってジェシカに肝を入れる。豪快に笑う男性MC。ジェシカも大口開けて笑う。
「少しはこっちのことを気遣いなさい」
車内で響きかえるのはお笑いMCの声と男性MCの笑い声ばかり。
「もう少し、メンバーに関心を持ちなさいっていうの!」
「思い出した」とジェシカ。「立ち位置で・・・振り付けで立つ位置が変わるんです。場所は練習の時に決められます。それを忘れて、”ここは私よ””違うわ”で喧嘩になったりします」
「9人中で特に仲のいいメンバーは? そういう人いない?」
「いつも違います」
「そうなの?」
「はい」笑うジェシカ。
「その時よくしてくれる人と・・・?」
ジェシカは頷いて話しだす。
「私に食べる物を買ってくれたり、横に座ったメンバーと仲良くなったりします」
「ふ~ん」
「ジェシカは話すことが苦手でしょ?」とお笑いMC。「シックだと言われたりしない?」
「そうですね。私はやさしい顔つきでもないので・・・ルックスで判断されることが多い」
他人事のように話すジェシカにお笑いMCは笑いをこらえる。
「そうでしょうね」男性MC。
「実際の性格はどうなの? 本当は気難しくない?」
「それはよく言われます。それに・・・」
ジェシカは突然自分の口を押さえる。
「自分の口からはとても言えない」
と身をよじらせる。苦しそうに笑ってる。
「あっははは」と男性MC。「ジェシカは面白い。面白くないのに一人で笑ってる」
「ほんとほんと、自分の世界を持ってます」
「だけど、言葉が途切れがちですよね?」
「どうしてわかった?」とお笑いMC。
「やっぱりそうでした?」
ジェシカは前に身を乗り出す。
「そうなのよ、そうそう」
待ってたとばかり、お笑いMC。
「すみません」とジェシカ。
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