「APRIL」に立ちはだかる壁

「APRIL」に立ちはだかる壁

Walls that stand in the way of "APRIL"

「APRIL」、26日0時にラブソングを正式発売

　韓国ガールズグループ「APRIL」が、26日0時にラブソング「こんなに あなた」を正式発売する。

　「APRIL」は、18日に放送された総合編成チャンネルJTBCの共感ソング制作プロジェクト「SING FOR YOU」で5つ目の共感ソングショーケースのテーマ「1人より2人がいい」にピッタリの甘いラブソング「こんなに あなた」を初公開していた。

　放送で「APRIL」は綿菓子のようなスイートな6人6色のカラーで、さわやかに元気いっぱいのステージを披露し、一瞬で現場の雰囲気を華やかに染め上げ、放送公開以降、ファンから音源発売の期待を集めてきた。

　ラブソング「こんなに あなた」は、可愛らしい歌詞が「APRIL」のハーモニーに合わせてドキドキする気持ちを共感させ、さらにイェナとレイチェルのラップが重なると、春らしいラブリーな魅力が放たれる曲に仕上がっている。

（Ｋ-ＰＯＰニュースより）

　曲数の少ない「APRIL」の音楽をユーチューブで集中的に視聴してみる。

　清純な歌声とお淑やかパフォーマンスの音楽はLovelyzと重なる面が多いように感じる。

　歌を聴きダンスを見て感情移入のできる娘が（できれば2人以上）いるとそのグループには好感を覚える。

　「APRIL」はチェギョンが加わって気になるグループになった。もう一人は今のところ見つかっていない。

　Apinkに代表される清純な歌声とお淑やかパフォーマンスの音楽はここに来て旬を過ぎつつあるように思われる。

　というか、もともと爆発的に支持される音楽スタイルではないのだが、セクシー系の刺激的な音楽が出回りすぎた結果、この手の音楽が癒し的な役割を持って求められるようになった。

　ただ、この畑はもともと幾つものガールズが入れるような耕作地ではない。

　そこを一手に開拓して愛されたのがApinkの音楽だった。

　セクシー系に比べたらこっちの方がいい、といった愛され方だったから、爆発力は弱い。

　次代を担うエネルギーを持つ音楽とまではいかなかった。

　セクシー系の嵐が過ぎたら元の狭い耕地に戻る童謡のようなものだった。

　つまり、世間の音楽ファンたちはApinkに次代の主役を担ってもらいたかったのではなかった。

　彼女らに託された役割は、巷に氾濫し過ぎたセクシー系音楽を蔓延させないためだった。

　分かりやすく言えば次代の主役が登場するまでのつなぎだった。

　そうしてApinkの歌声がセクシー系の音楽をじわじわと凌駕していく中、セクシー系も衣替えのガールズを送り出してくる。

　

　溌剌セクシーのAOAである。

　彼女らは同じセクシーを挑発や刺激ではなく、人懐っこさや愛嬌で勝負してきた。

　セクシーはAOAを通じて姿を変え、生き残ったのだ。

　EXIDもセクシーを消すスタイルで蘇って来る。

　清純色が一掃されてスタイルを変えた頃、清純にパワーを加味したガールズ候補生がデビューに向けて胎動を始めた。

　清純にパワーを加味したGFRIENDやTWICEなどのガールズがその系列と見てよいかもしれない。

　「APRIL」の音楽を視聴しながら思ったのは、彼女らがこれからやっていかねばならないのは、今さらApinkの後を追いかけても仕方がない。

　GFRIENDやTWICEと張り合うための愛らしくも力強い音楽で対抗しなければならないと感じた。

　よくよく考えれば事務所の先輩、KARAがそうだったではないか。

　

　GFRIENDやTWICEがロールモデルとしているのは、Apinkの先輩ガールズ、KARAや少女時代ではないか。

　「APRIL」は彼女たちを追わず、歌とダンスのスキルの高いガールズ、Apinkスタイルを追ったのが仇となった印象である。

　なかなか完成に至らず、内紛を招くことにもなった。

　

　「APRIL」が立ち直るには今の清純ソングとお淑やか路線はは捨てねばならない。

　捨てられないなら雌伏してこれまでのスタイルを堅持しながら、Apinkが成長して出ていった後のポストをいただくしか日の目は得られないだろう。

　「APRIL」にGFRIENDやTWICEの音楽はどう見ても超えられない。

　GFRIENDやTWICEの活躍で消えていくガールズの中に「APRIL」も入ることになるかもしれない。

<script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?2db9cb=googleTranslateElementInit"></script>  google-site-verification: google3493cdb