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香港デモとジョングク（BTS)のクッキーを落とした少女から
香港デモで、BTSのファンが逮捕か！？ ある一枚の写真が拡散され「私たちのファミリーが戦っているんだ」とファンからサポートの声あがる
デモのきっかけは、2018年、台湾で香港人の男が恋人を殺害したことに端を発する。恋人を殺害した男は母国の香港に逃げ帰るが、警察により身柄を確保される。香港警察は男が事件を起こした台湾に身柄を送還しようとしたが出来なかった。しかし、香港と台湾は、国を越えて犯罪者を引き渡すことが可能な制度「引き渡し協定」を結んでいなかった。そのため、男の身柄は香港警察に拘留されたままとなった。
香港はこうした「引き渡し協定」を台湾、中国、マカオなどと結んでいなかったのだ。男が起こした事件をきっかけに香港政府は、この「引き渡し協定」（逃亡犯条例）の改正を検討しだしたのである。
やがて、香港政府は「協定を結んでいない、台湾や”中国”などの国から要請があれば犯罪者の引き渡しを可能にする」改正案を出し、議会で可決したことを発表した。
この決定が香港人のプライドを痛く傷つけたようである。そうしてデモが発生。当初、三々五々だったものが、香港全体を揺るがす騒動に発展していく。
これ以上書くと香港の主体的な論争や対決に首を突っ込むことになる。
悲しさを覚えるのはBTSの音楽を愛するごく普通の少女が、政争の道具として引っ張り出され、結局は捕まってしまったらしいことである。
結局、恋人を殺して台湾から香港に逃げ帰った男はどうなったのか？ 男に相応のお仕置きをするのが本分なのに、話がこじれて建前的な方向に特化してしまってるのは何とも歯がゆい。恋人を殺すようなひどい男を守るために、キーリングの少女や香港の人たちはデモを開始したのじゃないだろうに…。
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