メンバー間が確執?「少女時代」の邪推記事(2011年3月)
少女時代の解体説が日本からじわじわと…確執原因は‘学歴差別’?
少女時代の分裂危機が日本から流れ出ている。
日本オンラインメディアであるリアルライフによると、日本の週刊誌「週刊新潮」3日発売の記事を引用しながら「少女時代のメンバー間には埋めがたい溝があり、それは一言で言うと学歴差別が問題だ」として、大きな波紋を呼ぶことが予想されている。
週刊新潮によると「少女時代はメンバー9人のうち7人が21歳で、同じ歳ということもありライバル意識が高い。高卒組はメインボーカルのテヨン、ヒョヨン、サニー、大学生はユリ、スヨン、ユナ、ソヒョン、米国育ちはティファニーとジェシカ。ユナが楽屋でティファニーのスカートをめくっていじめたり、ジェシカがソヒョンを口汚い言葉で罵ったり、同じ高卒組なのに優遇されているテヨンに嫉妬したヒョヨンが『一緒にいると居心地が悪くてごはんがのどを通らない』とある番組で公言した」などとして、メンバー間の確執について具体的な例を挙げた。
「少女時代が同じ事務所に所属する東方神起の分裂騷動を目撃していることから、事務所を裏切れば韓国内での芸能活動が難しくなるということを十分に理解している。KARAの契約解除問題とまではいかないが、メンバーのうち1~2人はグループを離脱する可能性が高い」と韓国のレコード会社関係者の言葉を引用したりもした。
このニュースに接した韓国のネットユーザーらは「小説のような話だ」「メンバー間の葛藤のうわさについてはすでに解明済み」「日本メディアの韓国ガールズグループに対する悪意的な報道にはうんざりする」と不快感をあらわにした。
日本メディア「少女時代の分裂危機」報道、事務所側「あきれて対応する価値もない」
韓国メディアによると4日、少女時代の所属事務所であるSMエンターテインメントは日本のあるメディアによる「KARAだけじゃなかった?少女時代も分裂危機か」という記事に対して「記事が悪意的であきれる」とし「事実と違う内容で対応する価値もない」と同グループの解体説を切り捨てた。
これに先立って3日、日本のあるメディアは「KARAだけじゃなかった?少女時代も分裂危機か」というタイトルで少女時代の不和説を報道した。同メディアの報道によると少女時代のメンバーらは高卒組、大学生組、米国育ち組に分かれ、この中に見えない確執があるとと伝えた。
同メディアは過去にすでに終わっている誤った論争を再び持ち出してこの不和説を裏付けているが、韓国内の反応は信憑性が落ちるという雰囲気だ。
(ニュース記事より)
「週刊新潮」がいまどれほどの売上げ部数を誇っているのかは知らない。だが、これも減少の一途をたどる雑誌のひとつには違いないだろう。この種の週刊誌を昔はよく買ってせっせと読んだ口だが、今は買うどころか手にすることさえしなくなった。
目にしても買いたいとは思わない。何を扱ってもパワーや信頼度はすっかり落ちていると感じる。よってこの種の雑誌離れは進んでいる。
歯医者の待合室などに置いてあっても、コミックやテレビの番組表なんかの方がよっぽど読まれている。
いろんな情報が飛び交う時代となってみれば、絶大な信頼を寄せていた雑誌も、今から比べると格段に少ない情報をいかにもそれらしく味付けして売っていたのだというのに思い至る。
誰がどのように駆けずり回り、どこを押さえ、どういう経路で入手した情報をもとに書かれた記事かは知らない。しかし、当節を賑わす売れっ子歌手やタレントを上手に使わぬ手はない。うまく刺激してやれば売上げも見込める。当たるも八卦当たらぬも八卦だ。売れさえすれば少々名を汚してもかまわない。訴えられ負けても、売上げの一部でそれをまかなえばいい。売れてしまいさえすればそれで勝ちだ。
週刊誌とはしょせんその程度の存在だ。
高卒組、大学生組、米国育ち組がそれぞれ反目しあい、時には内紛を起こしているだって?
この程度の分類ならウィキペディアがやってるし、子供にだって思い描けるストーリーだ。この程度の憶測記事を生活の糧のために彼らは頑張って書いているというのか?
おそらく少女時代の「分裂危機」報道は、禅問答に似た玉ねぎの皮を剥くような空疎な内容で埋め尽くされていることだろう。
「少女時代が同じ事務所に所属する東方神起の分裂騷動を目撃していることから、事務所を裏切れば韓国内での芸能活動が難しくなるということを十分に理解している。KARAの契約解除問題とまではいかないが、メンバーのうち1~2人はグループを離脱する可能性が高い」
これは何を言っているのか?
まるで竜頭蛇尾の見本のような切り出し文章だが、要するに、メンバーのうち1人か2人はグループを離れるかもしれないってことを言いたいだけなのだろう。
それなら大上段にかまえてネズミを一匹斬るような話に過ぎないではないか。最初からそう書けばいい。「少女時代の分裂危機」云々とはあまりにおおげさである。タイトルで気を引いておいて中身でがっかりさせる典型である(これを続けていくと読者はさらに減ります)。
せっかくだから、メンバーのうち1人~2人はグループを離脱する可能性について触れてみよう。結論からいうと可能性はありである。しかしそれは意外なことではない。ごく普通にありうる。世間一般、いろんな職場でありうることに通じる。だからわざわざ取り上げる必要もないほどのことだ。
少女時代はメンバーが9人。いずれもその資質を認められ、グループを形成しているが、これが最終的なメンバー構成であるとは限らない。メンバーが増える可能性もあれば、減る可能性だってあるだろう。しかも個々はいろんな事情を抱えている。健康面、精神面、技術面、能力面等、それらは乗り出した海の上で絶えず揺さぶられ続けている。メンバーが己の個とグループとしての整合性の間で必死で自分を保とうとするのは当然のことだろう。自分の個の成長イメージがグループの成長イメージに常にイコールしていくとは限らないからだ。健康面を例に挙げるなら一人だけ病気がちというのは困る。他のメンバーの足手まといになるだけだからだ。他も同じ。よってそこからいろんな離脱に至るケースが考えられる。
これらのケースを難しい話におきかえ、メンバー同士の暗闘に結びつけるのは邪推というものである。毎度とは言わないが、邪推をやって飯を食べていくのはあまりいい気分のものではあるまい。
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