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テヨン(少女時代)の歌声5(2011年1月)
テヨンの歌う「アテナ:戦争の女神」のMVを久しぶりに見る。
イ・ジョンウ(チョン・ウソン)とユン・ヘイン(スエ)の戦闘シーンや恋愛模様が映像で彩られる中、テヨンの若くみずみずしい歌声がそれらの隅々まで流れ響いていく。
いい。じつにいい。
歌心というか何というか、空しさや寂しさを従えつつも温かなものが包んで立ち上がってくるような、そしてどこか懐かしいような・・・そんな歌だ。
彼女は21歳。一世代年上の男女の恋愛模様を映し出しながら、彼女の歌声が少しの違和感もなく耳の奥に溶け込んでくるのはどうしてなのだろう。
僕は考えてみた。
そして得た答えはこうだ。イ・ジョンウやユン・ヘインの若さや情熱を歌声に乗せて引っ張り出すのに彼女は成功している、と(イ・ジョンウやユネはその年齢に至るまで恋に浸る時間もなかったと想定すればいい)。
歌唱力の高さもさることながら、歌う彼女自身がまだ21歳という若さを有しているところのインパクトが強いと僕は見る。
歌の上手い歌手はいくらでもいる。プロと呼ばれる人たちはもちろん上手い。上手いから歌手と呼ばれている。
しかし二十歳をやっと出たばかりで彼女のようにこの歌を歌える者はいないだろう。音符に沿ってそつなく歌う者はいるだろう。だが、彼女のように感情の細部を声の隅々にまで乗せて歌える者は、ベテランと言われる歌手でもそういないのではあるまいか。
普通に考えれば、五歳の子は五歳の子の歌を歌う。十歳の子は十歳の歌だ。しかし、天才と呼ばれる子は年齢を凌駕して注目を集めるようになる。
多くのプロ歌手はそう呼ばれた者が多いはずだが、テヨンは僕の見る限り、五年ほど前を進んでいる。声は確かに二十歳の娘の声だが、技量ははるか前方にあるのだ。
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彼女の歌に懐かしさを感じるのは、25歳頃に歌うはずの歌を遡って聴かせてもらっている感覚からかもしれない。
5年後、彼女はどんな歌を歌っていることだろう。
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