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TWICEの平定感と新たな刺激






 TWICEの平定感と新たな刺激
TWICE's calmness and new stimulation




 TWICE、1週間目チャート1位…不動のトップ


 グループTWICEの『Dance The Night Away』が、1週間目チャート1位を維持している。

 14日午後8時基準、TWICEの『Dance The Night Away』は音楽配信サイトMelon、Bugsのリアルタイムチャート1位を記録した。

 これでTWICEは新曲発表後、1週間チャート1位記録を継続して相変わらず活躍を繰り広げている。
TWICEの『Dance The Night Away』は特別な幸福を抱いて生きていくTWICEの青春を表現したアップテンポなポップナンバーで、TWICEの初めてのサマーソングだ。
 今回の新曲の成功を、アメリカ・ビルボードは「TWICEだけの快活なサウンドがどのように全世界のファンにアピールするのか教える素敵な例」とし、「TWICEは今回のカムバックを通じてグループがどのように強力なブランドアイデンティティを維持するのかをよく見せている」と、好評した。

 デビュー曲『Like a OOH-AHH』から前作『What is Love?』まで、すべての活動曲を1億ビューラインにあげて新記録行進を続けてきたTWICEが、今回の『Dance The Night Away』を通じて“9連続1億ビュー突破”という大記録樹立することができるか関心が集まっている。(K-POPニュースより)




 これまでのTWICEの活躍を並べてみれば、『Dance The Night Away』が激走している感じではない。むしろ地味な方であろう。だが、人気ガールズらしく安定した成果を着実に積み上げているのはさすがである。
 『Dance The Night Away』でカムバックしたTWICEに対し、アメリカビルボードは、彼女らの持つ影響力に注目してすぐさま反応を見せた。

 「新曲『Dance The Night Away』は、TWICEの軽快なサウンドがどのように世界中のファンにアピールするかを知らせて素晴らしい。…
TWICE特有の活気に満ちたメロディーとビートを生かした『Dance The Night Away』のミュージックビデオは、24時間でYouTubeで2000万回以上の再生回数を記録した。彼女らはカムバックにより、グループがどのように強力なブランドアイデンティティを維持するかをよく示している」

 平たく解釈すると、”TWICEはカムバックすることにより、自分たちの持ち味がどこらへんにあるかを確かめ続けている」”となる。

 ほめ言葉には違いないが、事務所の戦略上手を指している気もする。


 今回のガールズブームは2010年時に比べ、長期化の様相を示している。
 2010年時のガールズブームにおいて、KARA、少女時代、2NE1、T-ARAあたりが日本で人気となった。これらのガールズは1~2年のうちにどっと入ってきた。このうち、2NE1とT-ARAはすぐに去り、KARAと少女時代だけがしばらく活躍した。
 今年6月、日本デビューしたMOMOLANDは楽曲イメージから、T-ARAに似てるとの声がもっぱらである。ヒット曲は同じ作曲家の手になるからだろう。
 T-ARAは日本デビューが遅かったため、さほど人気を得られなかったイメージがある。だが、遅いと言っても2011年の9月には日本デビューを果たしている。少女時代の日本デビューは2010年の9月頃、せいぜい1年の遅れに過ぎない。この遅れが致命的だったのはこの時のブームは短かったのだ。結果、日本を目指して出てきたガールズなのに派手な活躍の場を持たないまま日本を去ってしまった。
 つまり、2010年夏に始まったブームは2013年に入ると下降を始めてしまったのだ。
 ガールズブーム今回の立役者であるTWICEが日本デビューしたのは2016年の夏だった。
 MOMOLANDはこの6月である。
 MOMOLANDは日本デビューに先立つイベントを3月に行った。会場となったラゾーナ川崎でのお目見えイベントに集まったファンは7000人に上った。ユーチューブのその時の動画が上がってきている。駆け出しの新人ガールズに過ぎないのに、ステージと観客一体の盛況ぶりはすさまじい。
 TWICEの日本デビューから2年遅れて日本デビューしてきたMOMOLAND。今回のブームがまだ底を見せていないのを示すものだろう。
 新曲『Dance The Night Away』の成果から見えて来るのはひとまず安定期に入っている。だが、TWICEの牽引によって始まった今回のガールズブームは、彼女らの活躍次第で上下変動も曲がり角も訪れると見ていたが、他ガールズによる別のうねりが始まる予感も覚えだしている。

 TWICEの平定感が漂いだした今、新たな刺激に向かってBLACKPINKみたいなガールズが今年後半から来年にかけてポンと飛び出してくるかもしれない。そんな気もしてくる。



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