そんなこと考えてたらキリがない。
ほしいもの、足りないものばっかりなわたしです。
だいじなのは引き算だったりする。
でも、足し算より引き算の方が難しい。
そして、足すことより、引くことの方が勇気がいる。
世の中には足し算が溢れている。
ハンバーガーを買いに行ったら、
一緒にこちらのセットはいかがでしょうか?
洋服を買いに行ったら、
一緒にこちらのバッグや小物はどうでしょう?
通販で買い物してると、
あと〇〇〇円で送料無料です。
家を建てるとき、
床暖房を〇〇〇万円でつけられますよ。
それでも予算内に収まります!
ありとあらゆる手を使って、ついでに何かを買わせようとする。
いかに売上をプラスにするか、そこに命をかけている。
ビジネスですからね、当たり前なんですけど。
わざわざ自分から、金額を下げる、売上を下げるようなことは言いたくない。
いまはいらないと思います。
今回はやめておきましょう。
こんなこと、なかなか言えない。
ここでちょっと例え話。
A社は150万円の予算でシステム開発をお願いしたい。
どうせならと、A社は予算いっぱいいっぱいで、付けられるだけの機能をつけることにした。
これを前提として考えてみる。
B社の場合
もっと魅力的な機能をつけましょう!
あと10万円プラスでデザイン性をアップするのはどうでしょう?
なんて楽しい提案をたくさんされて、A社はノリノリに乗せられてプラス10万円するだろう。
実際出来上がってみると、全然使わない機能のオンパレード。
デザイン性を重視したことで、カッコよくはなったものの動きが遅い。
たぶん、もうB社にはお願いしないだろう。
そして、あそこはおすすめできないよ、と知り合いには言うかもしれない。
うん、これはよくあるパターンな気がします。
C社の場合
発注内容を確認しヒアリングを行う。
そして、A社にこう提案する。
この2つ機能はまだ必要ないと思いますよ。
逆にごちゃごちゃして、使いにくくなりそうです。
その分を引いて120万円でいかがでしょうか?
たぶんA社はびっくりする。
こっちが値引きするとこはあっても、C社からその提案をされるのは意外なはず。
しかし、説明を聞いて納得して、実際にそのシステムを導入してみる。
そこで使いやすさを実感したらどうだろう。
きっと、またC社に仕事をお願いしたくなる。
あるいは、知り合いに紹介してくれるかもしれない。
あくまでも例え話ですが、
目先の売上が下がっても、A社に寄り添った提案をしたC社の方が満足度は高いし、次に繋がる仕事をした感じがします。
もちろん、必要な機能を削ってはダメですが、余計なものを削ることは、相手の信用に繋がりそう。
全てに当てはまるわけではないですが、お金が関わることは安くなるとやっぱり嬉しい。
足し算が溢れている世の中だからこそ、引き算は上手に使えた方が良さそうですね。
お金に関わること以外にもいろいろ使えそう。
今日はこのへんで
明日、また