ごめんなさい。
飲んでいたらこんな時間に。
現在4:54。わたし、まだまだいける。
なんて、すみません。
今回は、好きで定期的に行っている、イタリアンのお店の話。
そのお店は、お箸で食べれるイタリアンバルをコンセプトにしている。
お魚もお肉もお野菜も、大体何食べてもおいしい。
ワインもいろんな種類があって、食べるも飲むも、どちらも楽しめるお店です。
料理やお酒はさることながら、このお店はちょっと面白い仕組みがある。
そのお店の注文方法は、最近流行りのモバイルオーダー。
テーブルにQRコードがあり、それを読み込むとメニューが見れて、お客さんはそこからオーダーをする。
お客さんは、自分の(あるいは連れの)スマホだけでオーダーが完結するので、いちいちスタッフを探して呼んだりする必要はない。
便利な仕組みだ。
だけど、モバイルオーダーのことでない。
ちょっと面白い仕組みとは、モバイルオーダーで、スタッフへチップが送れるということ。
チップが現金のことなら、本来のチップとはちょっと違うのだけど。
このお店では、「スタッフへのエール」という表現を使っている。
日本はチップ文化があまり根付いていない。
でも、モバイルオーダーの中に、「スタッフへエールを送る」というページがあったら、のぞいてみる人はいるのではないか。
お察しの通り、このことについて書いている時点で、わたしはもちろん見るタイプです。
そこには、スタッフの顔写真と名前(このお店は皆さんニックネーム表記)、簡単な自己紹介が書かれている。
金額の幅は広く、お手頃な100円から、ちょっと奮発して3,000円くらいまである。
なんとも、いい塩梅の料金設定。
100円はちょっと安いから、300円くらいならとか思ってしまう。
このお店は、先ほどご紹介したようにお酒も提供している。
料理もお酒もおいしくて、感じの良い接客をしてもらえて、いい感じに酔いも回ってきたら、
気前のいい人なら、「300円くらい」とポッチっとしちゃうのではないか。
チップという形で、お金を渡すとなると、日本ではかなりハードルが高い。
でも、モバイルオーダーで、料理や飲み物を頼むのと同じ感覚になると、途端にハードルが低くなる。
なんなら、もう高さなんてないくらい。
働く側からしたら、お金(報酬)はモチベーションにつながる。
たとえ100円でも。
ほとんどの人が、お金を得るために仕事や労働をする。
なかには、お金ではなく、やりがいのためだけに仕事をしている、なんて人もいるかもしれない。
それはそれで素敵なこと。
そういう考えの人でも、自分の仕事が評価された、認められたと考えれば、その対価としてのお金は嬉しいのではないか。
このお店は、若いスタッフが多い。学生バイトもいるかもしれない。
若い頃に、自分の仕事を褒めてもらえる、認めてもらえることは、とても大切で、貴重な経験になる。
お金をもらうのとはまた違った喜びだ。
しかし、ひとつ心配なことが。
この手のお金が関わる仕組みは競争がつきものだ。
水商売によくあるような、売上で順位がつくのと同じ類のやつ。
数字はわかりやすい。
だから、そこで競わせそうとする。
そうすることによって店の売上も上がる。
気持ちはわかる。
でも、わたしは、そういう仕組みは苦手だ。
そもそも、他人と売上を競う目的で、このお店でバイトをしているわけではない、とか思ってしまう。
単純に、働いた分だけのお給料をもらえればいい。
プラスαを求められることなんて、そもそも聞いていない。
なんて。
だから今回の「スタッフへエールを送る」はいい仕組みだと思う。
ただそれによって、働く側のスタッフに、いらんプレッシャーを与えるなら、それは苦痛にしかならない。
そのへんはちゃんと考えてあげてほしいなぁと思う。
そんなことを思ってしまう仕組みでした。
めっちゃ長くなってしまった。
今日はこのへんで。
明日、また
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