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「自分は保守であると名乗る人間や党派はあっても、自らを反動と宣言するものはー冗談や逆説として言う場合をのぞいてーまず見当たらない。つまり反動というのは、歴史的にもまた現在でも、他からの呼称であり。しかも多くの場合敵称である」
・・・と書いたのは、政治学者の丸山眞男氏だ(「反動の概念」1957年、丸山眞男集、第七巻所収 P.77)。“反動”という言葉は、もはや死語になってしまったけれど、“反動”を“右翼”に置き換えれば、今の状況にそっくり当てはまる。
これだけ政治系ブログで“大東亜戦争肯定論”が蔓延してるにもかかわらず、自らを<右翼>って定義する物は皆無に近い。“ネット右翼”という言い方は、あくまで敵称であって、誰も自称なんかしてないし、逆に投げかけられる左翼(蔑称としてサヨク)という言葉も自称する個人や組織は数少ない(共産党や新左翼は別として)。
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なんてことを考えてたのも、↑の年賀状が届いたからだ。「祖国祈再生」と日の丸が描かれた、何とも復古調の年賀状。差出人は大東亜聖戦大碑護持会会長 板垣正、同実行委員長 中田清康両氏の連名。
こんな右翼チックな年賀状を頂く生協人は日本に僕一人かもしれないね。大東亜聖戦大碑というのは、石川県の護国神社の参道に建てられた石碑で、文字通り、“大東亜戦争全面肯定論”の立場が貫かれているもの。
総工費1億円でこれだけのものを建てれば、賛否両論が起きるのは当たり前。実際に撤去を求める運動のサイトも存在するし、一方、建てた側の日本をまもる会の活動も実に活発。
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んで、どうしてこんな年賀状が来るようになったかというと、10年以上前に、この会が出している講演録『亡国謝罪病を斬る!』という本を取り寄せたことがあって、それで名簿に残ってるわけね、実は。だから実際、大東亜聖戦大碑を建設する時にカンパの要請も来たし、以来、年賀状も毎年届いてる。
僕はね。思想の左右を問わず、資料をかき集める資料オタクだから、本棚には、その手の本やビデオが山のように
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立場的に保守ではないけど、先の戦争の礎になった英霊に安らかなれ・・・とだけはいつも思ってる。だから、東京に行けば必ず靖国神社には参拝するし(その時の光景)、それと同時に平和も祈念する。ま、それが、右翼だって言われるなら、別に良いよ、右翼でも。気にしてないから。
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