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国保の未来、オーガニックの可能性

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この間読んでいた(眺めてた)本4冊の感想などを。

 まずは、すっと読み続けてた『国保はどこへ向かうのか』(新日本出版社)から。国民の4割が加入する公的医療保険。事業者が保険料を半額負担する組合健保などの加入者に比べて、遥かに所得が低い(無職者が半数以上を占める)にも関わらず、高額な保険料ゆえに、滞納者は2割を超え、無保険者という“医療難民”が急増し、保険証を持っていても、自己負担が出来ずに医療機関に行けないという現状は、“国民皆保険”の原則が、事実上崩れてることを意味してるyellow25

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 前にも書いたけど、退職して初めて国保の問題に興味を持ったんだけど、ここまで深刻な状況だとは思わなかったよ。

 この本では専門家、ジャーナリスト、歯科医師がそれぞれの視点から書いてるけど、興味深かったのは、歯科の視点。他の診療でもそうだろうけど、我慢できれば、歯科には行かない。それだけに深刻な状況になった初めて通院。時間も金もなく、間もなく治療を中断してしまうケースが多いことに、本当に驚く。



 財源論は、詳しくは読んで頂くとして、公的医療保険は、社会保障であって、民間の医療保険のような“相互扶助”じゃないんだ・・・という視点はすごく大事だと思う。まさに“生存権”の問題なんだからね、これは。

 鶴見俊輔『思い出袋』(岩波新書)は80歳から、7年に渡って書き綴った「思想の言葉」。戦後間もなくから、しなやかな書き手として60年以上も、一貫した立ち位置で言葉を紡ぐ老哲学者の視点は、今なお新しい。

 KEN五島『北海道 炭鉱遺産』(アスペクト)は、廃墟写真集の体裁を取ってるけど、廃墟だけでなく、整備された産業遺産まで、網羅。何冊見ても、この手の写真集は、飽きないよねぇ。ここしばらく、新刊は勘弁してほしいよ。また買っちゃうからさぁ。

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 んで、今日のイベントまでに急いで読もうって思ってた『大地を守る手帖』(築地書館)。日本の有機農業運動のパイオニアとも言える大地を守る会の公式編集本なんだけど、あっという間に読んじゃったね。でも、面白い。思ったほど“市販品は毒物”みたいなエキセントリックな言い回しは少なく、おいしさ、顔が見える、プレミアムな商品であることを強調してるから、抵抗なく読める。

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 ただし、元社員からのネット上での批判や、芳川 充氏も(立場が違うから当然なんだけど)厳しい批判を寄せている。まぁ、いろんな立場から、賛同・批判はあっていい。今日のイベント「ぼくらのごはん」は、当然、オーガニック推進の立場のもの。

 上映される映画「未来の食卓」もある面、そのプロパガンダと言っていい代物だ。さぁ、見に行って共感するか、違和感を持つか、実に楽しみだ。じゃあ、行ってきますsymbol5

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