日比谷同友会 日比谷彩友会

日比谷同友会 サークル活動

第42回日比谷彩友会展

2013年10月18日 | 日比谷彩友会のご紹介

第42回日比谷彩友会展は平成25年9月16日(火)から9月22日(日)まで、ギャラリーくぼた(京橋)3Fで開催されました。出展作品数は32点(+遺作2点)、全来訪者概数は350名、台風の影響で作品搬入・展示、総会・懇親会の開催日等が若干変則となりましたが、盛会のうちに終了しました。深澤先生の講評は台風による交通の乱れを予測して、事前に中止となりました。

以下に作品を紹介いたします。


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日比谷彩友会平成25年春季研究会

2013年10月17日 | 例会報告

4月11日(木)午後2時よりNTT日比谷ビル地下2階B-3会議室をお借りして、深澤孝哉先生を講師に招き、春季研究会を開催しました。研究会参加者は24名で、作品内訳は風景画16点、静物画2点、人物画6点でした。1点ずつ丁寧に、絶妙なジョークを交えながら講評してくださり、それぞれ得るところが大きかったと思います。終了後、同ビル1階レストランVに移動し、懇親会で親睦を深めました(午後8時解散)。


東日本大震災は絵画の世界にもいろいろ影響を及ぼしています。海外の作品を紹介する展覧会が中止になったり、4月頃に開催された大きな絵画団体の展覧会では、応募作品数が例年に比べてかなり減ったりしたところも多かったようです。私たちの研究会も心配していましたが、幸いこれまでとあまり変わらずに24人の会員が参加しました。こんな大変な時に絵をと思われる方もいるかもしれませんが、描く事によって心が癒される、救われるという絵の功徳は大きいと思います。研究会の講師にはここ10年ほど日展系の大きな絵画団体である白日会の副会長をされている深澤孝哉先生にお願いしています。この先生は絵だけでなく、書もお上手、剣道十段、地元のオーケストラの指揮者もつとめ、おまけに料理の腕もプロ並みと多芸多才で、それだけに該博な知識を持たれ、口八丁で話題も非常に豊富です。しばしば脱線して絵の講評になかなか戻っていただけなくなるのが難点ですが、お話を伺っていて飽きません。作品に対する講評もきわめて的確で得心させられます。おまけに褒め上手で、どんな作品に対しても適切な褒め言葉が用意されています。

深澤先生によるといわゆる大家・大先生がプロの画家の絵を評する際、最高の褒め言葉は “ウーン悪くない”だそうで、これが“なかなか良い”などと言われたらまず見込みがないと思った方がよいとのことです。その点私たちアマチュアは単純で“悪くない”では飽きたらず、褒められれば褒められるほど良い気分になり、さらにやる気が出てくるから他愛ないものです。先生の方も充分心得ておられるわけです。
先生は褒めながらも要所はきちんと押さえて指導してくれます。口頭での指摘だけでなく、数本の色チョークを用いて私達の絵に直接手を入れてくれるのですが、あまり見栄えしなかった私たちの絵が見る間に名画に生まれ変わるのを見て、皆あっけにとられます。同時に自分たちの絵も捨てたものではなく、もう少し頑張れば良い作品に仕上げられるのだという自信を持たせてもらえるわけです
一枚一枚の絵を評しながら、絵を描くときの一般的な心得にもよく言及されます。例えば“写生”という言葉は間違ったイメージを与えるが、絵は対象をそのまま右から左に写すのではなく、一旦自分の中に採り入れ、組み立て直してキャンパスに表出するもので、絵描きはいわば演出家である、採り入れたものを基に絵をデザインする、要らないものは取り去り、主役を際立たせ、必要ならデフォルメもする、大いに欲張り、自分の狙いをより深く・高くするとよい、などです。
この先生は嬉しいことに絵は麻雀やカラオケと同じように死ぬまで上達すると言ってくださいます。その証なのか、彩友会会員の技量も年を経るにしたがって向上しているようです。深澤先生に来ていただくようになった当初は、大学の偉い先生に幼稚園生の作品を見ていただいている、の感がありましたが、最近では先生の講評に耐えるというか、少なくとも大先生に講評をお願いしても失礼にあたらないような作品が増えてきたように思われます。
毎年夏の恒例行事になっている作品発表会「日比谷彩友会展」は今年で42回目を迎えます。9月16日から京橋ギャラリーくぼたで開催を予定していますが、どんな楽しい作品が集まるか今から楽しみです。


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