母であり妻であり女である私の・・ひとりごと

38歳と35歳の息子と時々、私の息子に間違われるダンナ・・自転車ライフを出来るだけ楽しみたいネ♪

亡くなられました。

2009年04月29日 | ひとりごと
いい天気

10年前の今日も・・こんないい天気でした

10年前の4月29日は・・店の隣のK医院から出火があった日なのです。

ゴールデンウィークに突入か~って言う・・この日は

店も忙しく・・フル回転していたのを思い出します。

店の忙しい時は・・店に来てはいけないっていつも子供達に言っていたのですが・・

当時・・10歳の康平が・・夕方・・・私になにやら・・訴えにくるのですが


「母さん・・Kさんの家ね・・赤くてパチパチ言うとるよ~

「もう・・忙しいから・・あっちに行ってなさい


そんな会話を交わしながら2度ほど・・追い返していた・・

追い返してもいつになく・・しつこく・・店に来る康平

「ねぇ・・母さん・・やっぱり・・Kさんの家・・おかしいよ~・・赤くて・・パチパチ言っとるんやぜ~~

「もう忙しいんやから・・あっちに行ってなさい!・・なんて??赤くて・・パチパチ??・・ホントにもう・・お客さんの邪魔になるやろ!・・赤くて??パチパチ??・・・えっ・・・??赤くて・・パチパチ??エーーッ・・康平・・どこ??」


康平に案内してもらって行ってみれば

すりガラスの向こうは・・明らかに「炎」・・


ギャーーーっか・・火事~~・・


当時・・「ボケ症状」が出ていたK医院の奥さん(オバちゃん)・・

看護婦さんから常々・・

「Mちゃん!もし・・焦げ臭いって思ったら・・絶対にK医院やから・・すぐに見てきてね」って言われてました・・

その頃の・・オバちゃんの言動は・・ちんぷんかんぷんで・・

シミーズ姿に裸足でフラフラと歩いていたり・・
病室に男と女がいて一晩中・・話し声が聞こえる・・とか

うちの看護婦さんが・・自分のお金を取っていった・・とか・・
わざわざ・・訴えに来てましたし・・

お鍋もよく焦がしていたし・・自分の服も・・焦がしていました・・



だから・・気をつけてね~って・・看護婦さんに言われていたのです


私の目の前は・・明らかに「火事」・・

息を呑み足がすくむとは・・このこと・・

目の前で・・台所のガラスが・・熱のため・・パリンパリンと割れていくし


「火」を通り越して「炎」となって・・燃え盛っている台所は・・

まさに「火の海」に見えました・・



それから・・お客さんを巻き込んでの消火活動が始まったのは・・言うまでもない・・

私はオバちゃんの安否も気になり・・
「オバちゃーーん!オバちゃーーん!」つて叫んでみたけど・・・
返事も無ければ・・・姿も見えない・・


もう・・外は

消防車が数台集まり・・消火活動が始まったいるけど

オバちゃーーーーーん!!・・
しばらくして・・・裸足にススケた顔で髪の毛もチリチリにコゲた状態のオバちゃんが・・フラフラと現れた・・
「オバちゃーーん!どーしたが??大丈夫??」



もはや・・まともに喋れないオバちゃんがそこにいました。・・

この火事がきっかけで・・・
オバちゃんのボケ症状はいきなりドーーンと進み・・

医者から「アルツハイマー」と診断され・・

施設への入院となってしまいました・・・

一年前までは・・娘さんに連れられて1ヶ月に一度は「半日帰宅」をしていたけど・・


この一年は・・歩く事も出来なくなったオバちゃんは・・

夕べ・・・仏様になり・・久しぶりの
自宅へ無言の帰宅をされました。


近所の方達とは「疎遠」になっていたオバちゃんだけど・・
私や・・私の息子達(健太・康平)の事は・・かわいがってくださいました


久しぶりに見たオバちゃんの顔は・・

ツヤツヤで綺麗でした。

静かに眠っているよーに見えたオバちゃん・・


ホントに仏様になってしまったんだね

安らかに眠ってください

先生とは会えたかな
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