自ら認知症であるという重い事実を公表した医師がいる。
認知症医療の第一人者、長谷川和夫さん(90)。
「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発、
「痴呆」という呼称を「認知症」に変えることを提唱するなど、人生を認知症医療に捧げてきた。
認知症専門医が認知症になったという現実をどう受け入れ、何に気づくのか。
誰もが認知症になりうる時代。長谷川さんの姿を通して認知症を生き抜くための手がかりや希望をつむぐ。
介護の世界では、『長谷川式』の検査は よく知っている。
机の上に ペンやライターやハサミ等 5個の物を並べ、じ~っと覚えてもらい
それを一度片づけて……さて! 100-7=は?と、その答え93-7=は?と、順々に引いていく。
そして ある程度まで計算してもらった後、ところで さっき机の上にあった物は何々ですか?
の、早期発見の検査の開発者。
現役の時、認知症患者のためにデイサービスの利用を提案し 今も役立っている。
ただ 自分自身がそこに行ったとき…
とても つまらなそうだった。 そして家に帰りたがった。
『ここでは僕は一人ぽっちだ』
『自分の戦場(家)に帰りたい』『自分で戦いたい』
『自分が段々壊れていくのが分かる』
『認知症は 神様が用意してくれた一つの救いなのかな…』
そして 最後に印象的な言葉で 締めくくっていた。
『認知症になっても、見える景色は 変わらない。』
心に 残った。
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