映画三本

王妃の紋章」と「隠し砦の三悪人」と「ノーカントリー」を観てきました。

以下ねたばれありかもな感想なので
嫌な方は見ないでね～
↓


















「「王妃の紋章」はひたすら映像が豪華でした。
原作は中国で有名な戯曲らしいのですが
そこでは唐王朝でなく大金持ちの一族らしいのですが、
この映像を作る上では唐王朝の方があってるけど
物語のスケール的には原作のままの設定の方が
よかったのかもと思いました。
結局この人達何がしたかったのかな～と…；
色々立場の複雑な人はままならないということなのかな。

でもあんま深く考えちゃ折角他のいいとこ楽しめなくなっちゃうので、
やめようやめよう！
豪華さやアクションやもりあがる乳や衣装を楽しむのが一番かな～とおもいました。

チャン・イーモウ作品はこういう大作よりも本当は
「紅夢」や「初恋が来た道」のような小さい作品の方が好みかも。
テーマがストンと伝わって来るので。
この作品も上2作くらいの規模だともっとしっくりきて
細かいとこに矛盾を感じず胸にきたのかな。

と、色々言いましたが何だかんだで結局楽しめました。
とくに映像が。




「隠し砦の三悪人」は主役四人がすごくよかったです。
とくに阿部さんと長沢まさみちゃん。
長沢まさみちゃん、目力あって今まで見た彼女の作品の中で一番好きかも。
宮川さんもいい感じに汚くていやらしかったし。

↑あ、褒めてるよ…。

しかしポップコーンでおなかが膨れて途中眠くなってしまった；
うめかつお味がおいしいのがいけないのさ…！
…そうさ、責任転化さ！

何となく角川の里見八犬伝思い出しちゃいましたが
ビミョーに現代の匂いがするからかな？
前作の黒沢版はまた演出違って印象も違うんだろうな～。
黒沢版が見たくなって来た。







「ノーカントリー」は今回みた三本の中で一番見入っちゃいました。
面白いとかよかったとか感想言える感じの映画ではないということを踏まえて；

…面白かったです！！


コーエン節でした。
静かで冴え渡った演出ですんごくドキドキした…；
全編緊張感バリバリ…；
もう、おかっぱこえーよ！！！；
あれはもう怪物だっっ！！！；