三箱にまつりこめたる湯ノ岳の
ふもとにけむりいつもたえせぬ
11月8日。
今年最後のクラブ山行は、いわき市にある湯ノ岳。
なんですが、朝から雨降り (T_T)
日光白根山に蒲生岳、そして今回の湯ノ岳。
これで参加したクラブ山行が3回連続で雨!
福島市のとある場所に集合してバスで出発。
福島西IC~東北自動車道~郡山JCT~磐越自動車道~いわきJCT~常磐自動車道~いわき湯元IC。
高速を降りて・・・
主要地方道県道14号いわき石川線「御斉所街道」~県道371号湯の岳別所線「湯ノ岳パノラマライン」
山頂付近までパノラマラインが通じていますが、中腹にある丸山公園で途中下車。
小雨降る中、準備して・・・
標高186mの丸山公園を出発 8:10
パノラマラインを横断して山頂方面に少々進むと、ガードロープの切れ目から続く山道を発見。
道標はないものの、目印の赤布があるからここか?
丸山公園登山口らしき場所から「違ったら戻ってくればいいや」と・・・スタート。
最初は下り。
本当にこの道であってる?
キク科の花で~す。
聞かれても、この花の名前はわかりません (^^ゞ
いったん沢へと下って渡渉。
緩やかに登っていくと今度は伐採地の十字路・・・さて?
停滞・偵察の後、黄色い布がある直進する道を選択。
漸く道標が出てきて一安心♪
沢沿いでは紅葉が始まっていましたが、全体的にはまだまだ。
小橋の袂に地図が掲示されていたので、後々のために写し撮り・・・
それを拡大表示して確認しながら進んで、登山道を外すことなく伐採作業道の迷路をクリア。
シロヨメナ。
残り実一粒。
マムシグサ。
登るにつれて小降りだった雨は本降りに。
苔生した石段を上がれば・・・
丸山公園の表記はどこにもなし。
私たち、法海寺・田場坂方面から登ってきたんです。
湯ノ岳観音堂跡 9:30
案内板には高僧徳一大師の名が。
湯之嶽観音堂別院の中には、
十一面観世音菩薩が祀られ、お山掛けのお札が納められていました。
(お堂の裏にある?第十の木戸「観音堂跡地」の標柱は見逃してしまったようです。)
たくさんの実を落としていたヤマナシの大木。
ここから湯ノ岳方面に進めばすぐにパノラマラインに合流。
さらに雨が強くなって、上の展望台駐車場で待っているバスを呼ぼうか?という話にもなりましたが・・・
湯ノ岳観音堂跡出発 9:40
パノラマラインを横断して山歩き続行。
第九の木戸「お龍灯場」を過ぎて・・・
杉の植林地の登り。
そして雑木林。
ミヤマシキミの赤い実。
他にもアオキのまだ緑色の実も生っていました。
アンテナの管理道?に出て・・・
紅葉見頃の場所がほとんどないまま、
いきなり晩秋の雰囲気。
湯ノ岳山頂 10:10
うつくしま百名山を新たに一座♪
二等三角点(標高593.4m)。
その傍には第八の木戸「経塚」の標柱も。
山頂は通信施設のアンテナ群で占められていて、おまけに展望が全くありません。
記念写真を撮ってから早々にバスが待つ展望台駐車場に向けて下山開始。
で、この道標のない分岐は?
コンクリート舗装された管理道を選んで下っていけば、また別の道標のない分岐・・・
ということで、私のGPSナビの地形図で確認。
このまま下ってパノラマラインをだいぶ歩くか、先程の分岐に戻って登山道を歩いても大丈夫。
・・・上の分岐に戻って尾根に続く登山道を。
鳥居の向こうに第七の木戸「三箱石」。
ちなみに湯ノ岳の古名はサハコ山(三函山・三箱山・三筥山・佐波古山)だったようです。
当初の計画では川上渓谷の藤原登山口からの山頂往復でした。
川平分岐を過ぎて・・・
鳥居の向こうに湯ノ岳パノラマラインが見えればゴールは近い。
湯ノ岳パノラマライン 10:40
ガスで展望なんてありゃしない。
展望台駐車場 11:10
ガスと雨で計画変更。
展望台には立ち寄らず、お昼ごはんも後でということになり・・・
バスに乗り込み、いわき湯元温泉に移動。
「さはこの湯」で冷えた体を温め・・・
次の目的地へ。
これで11月8日分の湯ノ岳編はおしまいです。
マムシグサの残り実一粒はギョッとしました。花は前にも見せて頂きましたが、この姿は。。見落としていなければ初めてのような。。黒いいちごというか。。なんだダリの絵に出てきそうな感じです♪
関東・東北豪雨の影響で中止になった山行がありましたが、その日も雨だったので・・・実質は4回連続?
芋煮会は山行ではないので最高のお天気だったけれど、今度の忘年会の日はこれまた雨予想という(-_-;)
どす黒い赤色をした巨大な・・・見るからに毒イチゴという感じでしょうか。
晩秋、よく見るのは赤い実を沢山付けたまま倒れている姿。
こんな姿のマムシグサを見たのも載せたのも初めてです。
全草が毒なのに、こんな薄気味悪い実を食べる鳥ってなんでしょうね~。