これから成長を始めるであろうスノーモンスターの赤ちゃんを抱いた箕輪山が姿を現し始め・・・
「初冬の鬼面山へ(2013.11.24)その2」の続きです。
上空を音も無く飛び去っていく飛行機
登る時は気が付かなったけれど、今冬初の霜柱踏み踏み
やっぱりフユシャクが舞っている場所を通過して、旧土湯峠手前まで下って振り向くと
後ろにいつの間にか単独行の方
鬼面山山頂の様子を尋ねてみると「寒かったけれどキレイ」「その装備なら余裕で行けた」と
そして、こちらもいつの間にか・・・
鬼面山の山頂が青空の下、白く輝いていました。
あの道標で戻らないで進んでいたら、ちょうど山頂に着くぐらいの時間だったはず
これは行っとけばよかったかな・・・と
どうせなら箕輪山の雲も退いてくれないかな~と思いながら
旧土湯峠 13:20
・・・
旧土湯峠からは鉄塔や電線が写り込むので、来た道を急いで少しだけ戻りました。
もっともっと!
今回は望遠ズームレンズは持ってきていなかったのでトリミング
結局、山頂が出そうで出なかった箕輪山
しばらく待ちましたが、諦めて旧土湯峠に戻り
ブナッ子路を野地温泉側か新野地温泉側、どちらに下ろうか思案
やっぱりトレースのない新野地温泉側に下るのは何となく不安だったので野地温泉側へ下ることに決定
送電線の管理道に登る時は野ウサギのアニマルトレースだけだったのに
それを追うように人の拳よりやや小さめの足跡が・・・その向かう先はブナッ子路のあちら側 (-_-;)
ところで、この足跡は何方が付けたもの???
この辺りでツキノワグマの木の実いっぱいのウンちゃんを見た事があるし
土湯峠付近でニホンザルを見掛けたことが何回かあるし・・・
こちらも樹氷や霧氷に覆われているはずなのに、なかなか姿を見せてくれない高山や東吾妻山
こちらはあっさり諦めてブナ林の中へ
光が森の中に差すとまた違う
たとえ森が静寂に包まれていたとしても、このぐらい森が明るければ気分的にも・・・なんだろ?
不安が軽減される?
当たり前だけれど、太陽はありがたいな~
ブナの木もありがたいな~?
その量にもよるけれど水が枝や幹を伝って流れて、下を歩いていても濡れ難いから・・・
好い枝ぶりの樹幹の間からの鬼面山
初めて知りましたが、ブナッ子路の看板はこの時期取り外されているんですね
そこにあったのは磐梯朝日国立公園安達太良山登山口の道標と登山者ポストだけ
安達太良山登山道野地温泉登山口 13:47
約1時間の余裕を持って下山完了
道路も凍結していないし乾き始めているし♪
この角度からの雪の鬼面山が何時にもまして格好良く
何枚も写真を撮ってしまいました。
そして、野地温泉ホテルの駐車場から
福島市街地方面を眺めると、澄んだ青空の面積が広がっていて・・・
ちなみに夕方には快晴になり、下界から安達太良連峰も吾妻連峰もクッキリハッキリ見えていました。
さてと、温泉は登る前に入ったからもう帰ろう!
その帰り道の路面状況ですが、そんなに甘くなかった
午後は概ね日陰になるから・・・午前中とあまり変わらなくて (-_-;)
皆考えは同じ?
一番前はヤダなのでゆっくりめに走っていたのに、道を譲っては譲られを繰り返し
ブラインドカーブで対向してきた野地温泉の送迎バスとの離合はヒヤヒヤものだったし・・・
途中、国道115号線に出る手前の駐車場で箕輪山を
見るからに寒そうだけれど、キレイでもある (^_^)
おしまいです。
山頂に向わなかったのは、この時期の低山以外の雪山は歩いたことがない初心者・・・自分のレベルに合わせて慎重に行動した結果がこれなので、それほど残念!という気はしませんでした。
ご褒美も見れたことですし、それに元々の計画が温泉メインでしたので(^^ゞ
冬はなかなか全体像を現してはくれませんが「ほんとの空」の下で真っ白な山並で魅せてくれる吾妻安達太良・・・ほんとに綺麗です。
間近で見られたらどんなに美しかったか・・・。
でも、自分の場合も身の丈にあった行動を基本に無理はしません。
遠目に見ても充分綺麗です。
これはそのうちの樹氷だと思うんですがハッキリしたことは・・・なにしろ遠くて(^^ゞ
後は無理をせずに、もっと寒くなって安全に見に行ける場所まで霧氷が下りてくるのを待ちたいと思いますが・・・今年は下りてくるんでしょうかね~