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思わず魅入る細密彫刻
12月19日付の福島民報新聞に折り込まれていた情報ナビ[たいむ]
福島県お出掛けスポットとして本宮市和田にある岩角山が紹介されていました。
先ずは1面の写真の毘沙門堂の彫刻に魅かれ
更に記事を読んでみると
「全山県名勝天然記念物」
「山頂にある展望台からの眺めも素晴らしく…トレッキングコースとしても利用されていてる」の文字
これは一度行ってみなければ!
今回は「父親を歩かせなさい」と母親から命じられての山行?散歩?参拝?
11月24日の鬼面山以来の父親と二人
福島市から国道4号線を南下し
二本松市から国道459号線を東へ
阿武隈川に架かる高田橋を渡ってすぐの交差点を右折
県道116号二本松三春線を辿り
東北新幹線の高架橋をくぐって岩角山の看板に従い右折
後は二本松市と本宮市の境を過ぎてすぐ
一休さんが描かれた岩角山の大きな看板があるのでそこを左折
岩角農村公園の広い駐車場は混んでいましたが、なんとか空きを見つけ駐車!
全行程片側一車線以上の広い道
辺りに雪は積もっていましたが、幸い路面凍結などは無し
約27kmの道程を40分弱で到着しました。
ただし、路面は凍結していなかったけど砂利敷きの駐車場は雪が解けてツルツル (^^ゞ
何気に見つけたパワースポットの文字・・・
スニーカーでも良さそうでしたが雪があるので念のため
トレッキングブーツを履いただけの軽装で散策開始
最初に結論!?
あの記事には「トレッキングコースとして」とありましたが、標高差は僅かでトレッキング的要素は???
この山でザックは場違いかも・・・
ちなみに岩角山はここ
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=140.45464001456&latitude=37.537518961504
(国土地理院の地図閲覧サービス「ウォッちず」の地形図・・・岩角山の座標にリンクします)
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岩角農村公園の「巨石広場」も気になるところですが
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目的地は反対側の岩角山
天台宗総本山比叡山延暦寺の直末寺で
正式名称は「和田山常光院岩角寺」」で俗称が「岩角山」
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一月一日は元朝祭、一月三日は大梵天祭
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比叡山開創壱千二百年 不滅の法燈分灯記念
「照于一隅燈籠」
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案内図を頭に叩き込んで三十三観世音を巡ります。
駐車場が混んでいたのは正月を迎える準備のため?
本堂前では切り出してきた竹をなにやら・・・梵天作り?
そんな中、何も知らずにたぶん間違った方法で阿吽橋を渡り
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右手に金華水
この記事を書くときに調べて分かった事ですが
お金にご縁があるように五円(ご縁)硬貨を二枚供えて祈り
その一枚を清水に投じ、残りの一枚を清水で洗い持ち帰れば金運の尽きることがない・・・と
仁王尊像の石段を登り
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三十三観世音 西国第1番 如意輪観世音
その左には大黒天堂
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三面大黒天
左(右面)が毘沙門天、正面が大黒天、右(左面)が弁財天
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福島県指定名勝及び天然記念物 岩角山
岩角山は、標高337メートルで、阿武隈山地の中部に位置し全山花崗岩で形成されている。
「岩角山」の名勝は、花崗岩の浸食風景からつけられたもので、
幾十の巨岩には形によって名がつけられ、わが国の代表的な花崗岩浸食風景となっている。
この山は、平安時代に伊達郡の霊山などと同じ頃に天台宗の三世、慈覚大師によって開かれたといわれ、
天台密教の道場として栄えたと伝えられる。
山上の奥の院の岩に阿弥陀如来をあらわす種子キリークと、ベイの種子がある。
ベイは薬師・毘沙門天の信仰を現したものである。
江戸時代、二本松藩主丹羽光重(1615~1695)が信仰し、岩角寺の豪伝が復興に力をつくし、
特に毘沙門天の信仰が厚かった。
福島県教育委員会
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毘沙門堂
案内看板には・・・七福尊天 日本五大毘沙門天 毘沙門宝蔵天王 県重要文化財
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木幡山の隠岐津島神社の彫刻も凄かったけれどこちらも凄い
繊細な龍の彫刻云々・・・ほれぼれします。
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頭上に大黒様を乗せた「撫牛」の頭を撫でて
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岩窟弁天
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岩窟弁財天 岩角山の名、此処より起る
寺宝 岩角 長さ75cm太さ15cm
何故か石室の中を覗かず・・・
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三十三観世音 西国第5番~第8番
種々の仏、菩薩、天王、天神等八百八躯
巨岩という巨岩に線刻が
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その間を縫って進むと山道らしく
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推定樹齢800年以上の巨杉 雷神・風神
根元に祠がありましたが、右に写っている杉は違います。
撮り方がまずかった (^^ゞ
ここから登った先の那智観音堂辺りでは足場を組んで修復工事?真っ最中
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明治初期まで修行僧の行跡「めい想坐禅石」、俗称「たたみ石」
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その奥に西国第13番 如意輪観世音
右側の岩に梵字「ベイの種子」発見!
わたくし神仏の世界に疎いので、この記事を書くのに時間が・・・とにかく続きます (^_^;)