
ブナの美肌♪
3月15日。
日山(天王山)で久しぶりの山歩き。
今年初の標高1000m超えで、その標高は阿武隈山地第2位。
場所的に先ずは下調べ。
福島登高会さんのHPで、日山登山道の環境放射線モニタリングのデータをチェック。
2011年11月と2013年4月の計測結果、そして時間の経過。
さらに積雪による遮蔽効果分も合わせて考えて・・・
二本松市側なら自分の許容範囲内。
似たような数値の場所はもう何度も歩いているし、
「新・分県ガイド6 [改訂新版] 福島県の山」に除外されないで載っている。
ということで・・・

2009年6月7日の山開き以来の登山となりました。



ナビの行先を日山パークゴルフ場に設定して自宅を出発。
福島市から国道4号線を南下。
二本松市の安達ヶ原入口交差点から県道62号原町二本松線。
太田の信号機がある交差点をを右折して東和ロードレースコース。
(あじさい寺の高林寺を通過)
(祭田のサクラはあっち)
道の駅東和付近で国道349号線。
(合戦場のしだれ桜はあっち)
国道349号線と国道459号線の供用区間。
(福田寺の糸桜、新殿神社の岩桜を車窓に眺めて)
道の駅さくらの郷でトイレ休憩。
国道459号線に左折して・・・
帰還困難区域についての立看板が目に入りましたが、二本松市に避難区域はありません。
そこから先の事。
百目木(どうめぎ)や田沢の集落を通り、
日山登山口や日山パークゴルフ場の標識に従って右折。
口太川に架かる日山橋を渡って標高を上げていけば・・・
モニタリングポストの数値は0.21μSv/hを示していました。

30台ぐらい駐車可能な雪に覆われた駐車場。
積雪は5cmもないぐらい。
すんなり入れるスペースはすでに埋まっていて、
他の場所に止めるには、少しばかり雪の塊をなんとかしなきゃいけません。
こういう時のためのスコップは、もしものために12月から車に入れっ放し。
せっせと雪の塊を崩して駐車スペースを確保。
晴れの天気予報に反して日差しがなくて、
上の方にある養鶏場の匂いが風に流されて漂い・・・少しの風がある。
寒いので冬装備。

富士山の見える日山。

旧岩代町は二本松市。
田沢登山口(下)の案内板には二本松市側の登山道だけしか表記されていませんが、
田村市船引町からの登山道もあります。
その他に川俣町山木屋・浪江町・葛尾村からの登山道もありますが、こちら側は・・・
2009年の山開きの時は田沢登山口から登って山頂へ向い、下山は茂原登山口。
周回コースを歩きましたが、今回は山頂ピストン。
田沢登山口(下) 10:11

登山口の標高は約630m。
山頂までの単純標高差は約430mで距離は2.2kmなんですが、久しぶりなうえに雪があるから結構しんどそう。
おまけに45リットルのザックもパンパン。
登り始めたとたんに日差しが出てきた♪

「電気柵につき感電注意!」なんだけど線が切れていたりします。
先行するトレースは単独の方のものとアニマルトレースのみ。
駐車場の車の台数を考えると他の方々は茂原登山口から?
車道を左に、沢を右に。
周辺は岩がゴロゴロなんですが、登山道は緩やかな坂道。

登山口から約600m。
日山原生林遊歩道入口 10:28
先行するトレースは遊歩道へ。
遠回りになりますが、遊歩道はすぐ上で登山道に合流するので・・・
せっかくなので立ち寄ります。

沢を木橋で渡って・・・

久しぶりの氷。

原生木霊の清流。

ブナの原生林
手つかずのままの自然の中でブナの巨木やミズナラ、コナラの巨木が厳しい自然を生き抜いてきました。
現在はこうした自然が少なくなってきています。
未来に残さなければならない貴重な自然です。
ハイイヌガヤの密生地
背の低いイヌガヤで、冬でも緑の絨毯のようです。
巨大な倒木
イヌガヤの中に横たわる倒木。
切り出そうとしたが、大きすぎて運び出せなかった巨木。
雪があるから・・・

鬼の腰掛石はどちら?

こちら?

岩塊流群
日山は花崗閃緑岩(通称御影石)で成っており、六千万年前頃から地殻変動によって山が形成され、
長い間の侵食作用等により、山頂や山腹から岩塊・泥が流されて、岩塊群が形成されました。
日山は石の山で、節理の板状、墓石状や大きな岩塊があり、
様々な自然が作り出した時の造形にも脅威を感じさせられます。

鬼のお手玉石。

沢に架かる木橋を渡ります。

沢を覆い尽くす岩塊。
斜面に付けられたジグザグの道を登って、

姿の好いブナの木♪
なんだか原生林よりも岩ばかり見てしまいましたが・・・
登山道に合流 10:43
積雪が多い時は有刺鉄線に気を付けて。

父親が先行。
少し登れば牧場風景。

青空ですが、霞みで遠望利かず (T_T)

牧草の切り口スッパリ、手入れはされているように見えました。
牛がここに戻ってくるのはいつの日か・・・

ヤドリギ発見!

トレースなし。
田沢登山口(上)からの登山道との合流地点 10:56
程無く標高約800m地点にある、

水速女大神・鳴雷神。
水神様 10:58
緩やかな坂道はここまで。
ベンチでひと息いれて・・・
続きます。