純白のコブシ(辛夷)の花もグリーンシャワーを浴びて・・・
鬼面山@まんてん道再開通式(2015.5.24)
「その1 なんといっても巻雲」「その2 山頂」の続きです。
下山は花撮り、レンズ交換を。
南斜面の岩場というかガレ場から山頂に登り返し・・・
もう誰もいない。
鬼面山山頂再び 13:08
ウグイス(鶯)の鳴く頃・・・
もちろん鳴いていますとも♪
ガレ場にはクロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)
山頂付近はまだ芽吹きの春。
かなり小さいフデリンドウ(筆竜胆)
雨不足で土が乾燥して余計に滑り易い。
浮石が多い山頂直下のガレ場を下り終え・・・
実のようにも見えますが、実は花。
コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)は初めまして♪
ムシカリ(虫狩)
もう何枚も撮ったんだけれども、やっぱり引っ掛かってしまうのが・・・
ミツバオウレン(三葉黄蓮)
そういえば、横顔ばかり。
そして・・・
日が当たればラメ入りの花弁がキラキラ♪
花冠が6つに裂けたツマトリソウ(褄取草)
こちらは標準、花冠が7つに裂けて。
これで6・7・8タイプをコンプリート (^_^)
肩の道標通過 13:33
ベニサラサドウダン(紅更紗満天星・紅更紗灯台)は開花間近。
ちなみにサラサドウダン(更紗満天星・更紗灯台)も開花間近。
爽やかな青空に向かって。
中腹のガレ場にも・・・
クロミノウグイスカグラの別名はハスカップ?
7月に何度か登ったことがあるけれども、実が生っているのを見たことがないんです。
生っていたとしても磐梯朝日国立公園の中だから、つまみ食いはできないもんね。
ガレ場を下り終え、旧土湯峠付近の平坦地から振り返れば・・・
肩の道標(青矢印)と・・・
山頂にいる時に出て欲しかった (T_T)
これまた良い感じの雲。
咲き始めたばかりのイワカガミ(岩鏡)
レンゲツツジ(蓮華躑躅)の蕾。
葉を撮らなきゃ判別不能、葉を撮っても判別苦労。
旧土湯峠 13:53
野地温泉ホテルの日帰り入浴の受付時間は15時まで。
そんな受付終了時間が迫っているのに、遠回り。
野地温泉登山口方面ではなく新野地温泉登山口方面へとブナッ子路を辿る私。
ブナ林の主と勝手に思っているいつものブナの古木に逢いに行くんです。
送電線管理道や笹原に埋もれて見え隠れするのは・・・
沢山のハクサンフウロ(白山風露)の葉っぱ。
レンゲツツジも同様に埋もれてます。
旧土湯峠からブナ林に突入。
ここからは自然に鳴るがままにしておいた熊除けの鈴を、手で頻繁に鳴らすんです。
ブナッ子路の最高地点の小ピークに向けての少しばかりの登りの途中に・・・
野地温泉側では見つけられなかったエンレイソウ(延齢草)
マイヅルソウ(舞鶴草)の花が咲くのはまだだな。
枯死したブナが見られるブナッ子路の最高地点。
その笹藪を押し倒す残雪の上から。
箕輪山。
小ピークからのやや急な下りは雪が解けたばかりなのか、まだ緑が少なく・・・
春が訪れたばかりでなにも咲いていない。
ちょっと下れば再び初夏。
タケシマラン(竹縞蘭)
そういえばブナ林の写真をまだ1枚も (^^ゞ
目線の高さにちょうど良く白い大きな花。
タムシバ?コブシ?
花芽の中から緑の葉がなんとなく1枚・・・ということでコブシ(辛夷)
なにやらエゾハルゼミや鳥のさえずりに混じって、
遠くの方から獣の鳴き声のような音が聞こえてきましたが・・・ニホンザル?
ちょっぴり緊張しつつ、先を急ぎ・・・
主が見えてきました。
また今年も新たに太い枝を落としてる・・・
まるで屍 (T_T)
斜め向かいにも太いブナの木がありますが、こちらはコブも少なくて貫禄が・・・
新野地温泉を右手に見て・・・
安達太良山登山道新野地温泉登山口 14:25
鬼面山を前方に眺めながら県道30号本宮土湯温泉線を歩いて・・・
そういえば混雑時は14時までだった。
日帰り入浴用の入口はまだ開いているかな?
野地温泉ホテル駐車場 14:30
まだ間に合う!
急ぎ山歩きの装備を解いて・・・
土湯峠温泉郷は・・・
野地温泉ホテル・新野地温泉相模屋旅館・赤湯温泉好山荘・鷲倉温泉高原旅館・幕川温泉水戸屋旅館・幕川温泉吉倉屋旅館。
6つの温泉宿のどこでも利用できるこの日限りの無料入浴券を持って・・・
野地温泉ホテルの受付カウンターへ。
「お疲れ様でした。まだ大丈夫ですよ」
ちょうど男性入浴タイムだった天狗の湯へ。
洗い場もあるし内湯と露天風呂が繋がっているので、このお風呂だけで満足。
キッチリ15時に外に出て・・・
〆も良い(好い)空♪
硫黄の匂いを身体中からプンプンさせて、帰宅の途につきました。
これでおしまいです。