ひーたの休日

続々編「ひーたの休日#3」
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一切経山(2012.5.5) その1 強風と濃霧で・・・

2012年05月09日 21時02分33秒 | 2012年の山歩き


一切経山(1948.8m)に登ってきました。

GW後半、せっかくの休みは雨ばかり。
唯一の晴れ間を狙って、午前9時の標高2000m風速22m予想もなんのその。

一応、浄土平まで行ってどうしようもない様なら五色沼(魔女の瞳)ではなく裏磐梯の五色沼を見ようという計画でした。

あらゆる気温に対応できるように、ダウンジャケットや厚手のフリースジャケットなど何着も積み込んで出発。

今回のルートです。 拡大できます。



ルートが鎌沼の上を通っている箇所がありますが・・・まさにその通りです。


磐梯吾妻スカイライン高湯ゲートで、
ここから約4km地点路肩崩落片側交互通行になっているとのこと。


福島盆地全景

前日の大雨の所為・・・しかしこのクリアな視界も大雨の所為。
不動沢橋を渡ってすぐの駐車スペースからは、仙台湾とその奥の牡鹿半島まで見えていました。


信夫山南側


信夫山北側


上の写真左側をトリミング 奥の方に仙台湾と牡鹿半島

浄土平に着きましたが・・・やっぱり風が強い。
しかし午後には若干風が弱くなり天気も回復する予報。
時折雲の隙間に僅かながら青空が覗く。

とりあえず、トイレに行ったり朝飯を食べたりして1時間以上かけてゆっくり準備。

他の登山者の出足を見てこちらも出発しました。

 浄土平出発 9:15


去年のGWより雪が少ない・・・湿原は全て雪で埋まっていました




 姥ヶ原・鎌沼、酸ガ平・鎌沼分岐 9:30




浄土平からの登りになると蓬莱山のおかげで風が弱くなりました。
名前の通りアリガタイ山です。


去年はこの斜面で遊びました


やや黒くなっている部分は沢の上なので離れて通過

しかし沢から離れているのに、結構な量の水の流れる音が・・・
頭が出ているオオシラビソ?コメツガ?の周りの雪をストックで突き崩してみると、雪解け水が流れていました。

この場所の残雪の厚みは約40cm~50cmのようです。





所々に立ててある竹竿を目印に進む


振り返ると吾妻小富士も雲の中

こちらも酸ガ平手前で雲の中に突入しました。

酸ガ平に出た途端に強風が吹き荒れていましたが、このぐらいは前にこの場所で経験済み。
酸ガ平避難小屋まで急ぎます。


微かに避難小屋とトイレが見えてきた

避難小屋手前の登山道は、一部泥濘で潜る潜る・・・しかしすぐ残雪でブーツは綺麗になりました。

 酸ガ平避難小屋 10:20~10:35

休憩後、避難小屋を出て一切経山山頂へ向けて出発。
が・・・さすがに写真を撮れる状態ではなく(視界は20m~よくて50mぐらい?)、写しても真っ白になるし最悪カメラが濡れて壊れてしまう。

ガレ場の斜面を登り、尾根に出ると予想通りの強風
ときどき耐風姿勢をとりながら進みましたが、吹き飛ばされそうな風以外は厚着をしているおかげで問題なし

という事で一切経山山頂、空気大感謝塔に到着。

 一切経山山頂着 11:10





山頂標識と一等三角点・・・あそこで写真を撮るのは厳しい状態

一応、覚悟を決めて三角点にタッチしてきましたがこれ以上の無理は禁物。
空気大感謝塔のケルンを風よけにして暫し休憩。

山頂北の崖っぷちから見る事ができる魔女の瞳は今回は危険と判断し、またの機会という事にしました(魔女の瞳は4月3日の記事に載せてあります)。

 一切経山山頂発 11:25

酸ガ平避難小屋上部のガレ場まで下ってくると・・・あ~あ山頂や視界を遮っていたガスが瞬く間に取れて青空が
これも強風の所為・・・良いのか悪いのか。


これが・・・


こうなって

いつものまたです・・・本当は山頂でこうなることを期待していたのですが。
そして前方には、


東吾妻山と蓬莱山、そして鎌沼


自分にとって初めての状態の鎌沼

しょうがないので、最初はあきらめていた鎌沼ルートへ予定変更。
風もだいぶ弱くなってきたことだし。

これが大正解

ただ一つだけ気がかりな事が・・・サングラスを車の中に置いてきてしまった。
後ろを振り返ると・・・眩しい


あの雪の壁は何m?

 酸ガ平避難小屋着 12:00

・・・次回に続きます。


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