濃い青緑色?深い青緑色?の桶沼。
7月5日。
曇り空だけど・・・
雨は降らないという天気予報を信じて軽めの山歩き。
国道115号線と県道30号本宮土湯温泉線を経由、土湯峠から磐梯吾妻スカイラインへ。
吾妻八景「国見台」からの磐梯山。
「湖見峠」にも「天風境」にも「双竜の辻」には立ち寄らず、浄土平駐車場の手前にある兎平駐車場へ。
駐車できるかできないか心配していましたが・・・意外。
一切経山大穴火口からの噴気。
兎平駐車場にはコバイケイソウの群落がある栂平ヘの入口があるんですが・・・
明らかに火山ガスの臭いではないし、オオシラビソの匂いでもない。
なんとも微妙な臭い(もしかすると獣臭?)が駐車場の一部に漂っていて、なんとなく嫌な感じ。
準備を終える頃にはその臭いも薄くなってきましたが、今回は人気もないし単独なので臆病になっておきます。
栂平ではなく桶沼に向けて・・・ 10:00
磐梯吾妻スカイラインを横断。
桶沼の南側。
現在休止中の浄土平キャンプ場に続く舗装路を熊除けの鈴を鳴らしながら・・・
国の天然記念物でもあり福島県の県花でもあるネモトシャクナゲをドコダドコダと探しながら吾妻小屋方面へ。
鳥子平にもいづれ行ってみたい。
東北自然歩道を途中で右に分けて・・・
はじめましての吾妻小屋。
ここからは、前日の雨で湿気たっぷりの山道。
その薄暗い茂みの奥をのぞけば・・・
撮れないギンリョウソウたち。
マイヅルソウの群生。
サラサドウダン。
う~ん、八重咲きではないので確実にハクサンシャクナゲ。
【ネモトシャクナゲ】
ハクサンシャクナゲの雄しべなどが花弁化し、八重咲きになったもので「ヤエハクサンシャクナゲ」とも呼ばれる。
高さ2~3mの常緑低木。
7月頃、枝先に10~15個の白色から淡紅色の花を咲かせる。
吾妻山と安達太良山に生育する。
明治36年(1903年)、吾妻山で最初に発見され・・・
(「磐梯朝日国立公園パークガイド 浄土平・裏磐梯」より一部引用)
シャクナゲはまだ蕾のものも多く・・・
これでは確認しようがない (^^ゞ
ムラサキヤシオ。
ギンリョウソウは乾いているより濡れていた方が好い!?
やっと撮れる場所に居てくれました。
分岐を斜め左へ進み、ユルリと登って・・・
桶沼園地 10:30
「五日ふりし 雨はるるらし 山腹の 吾妻のさぎり 天のぼり見ゆ」
斎藤茂吉の歌碑がある場所からは、枝葉が茂ってスッキリと見渡せない火口湖の桶沼も・・・
やっぱりハクサンシャクナゲ。
同じく。
小道を奥に進めば、幾分スッキリ。
結局ネモトシャクナゲは見つけられず、浄土平に下ります。
コメツガの新芽がきれい♪
福島県の希少種のエゾノヨツバムグラの群生。
桶沼のマルバシモツケは咲き始めから見頃といった具合。
磐梯吾妻スカイラインを横断。
浄土平湿原、南側の木道へ。
ああ、まだ噴気を隠さないで!
湿原に目立つ白色は、イソツツジとハナゴケ。
そして・・・
早くもピークは過ぎたうえに、濡れ萎んでいてフワフワでないのが残念なワタスゲ。
ふくしまDCが終わり、環境美化費の料金徴収が再開された浄土平駐車場を横切り・・・
続きます。
一昨日の福島市の最高気温は39℃。
昨日の最高気温は少しだけマシな35℃。
あまりに暑くて (-_-;)