息切れの甲斐あって?残雪期限定の景色を思う存分♪
鎌沼シャーベットブルー(2016.4.24)
「その1 浄土平から」「その2 鎌沼南岸。そして姥神石像へ」の続きです。
「その3」になってやっと今回の山歩きの地図 (^^ゞ
青いラインが往路で赤いラインが復路です。
分岐道標が下に見えますが・・・
そのまま。
せっかくなので夏道よりも山側を。
傾斜地をトラバースすることになるんだけれど、残雪の天辺近くまで登っちゃえ!
此処は何処?
此処はまぎれもなく福島県福島市。
一度この風景を見てしまうと、また来年もまた来年もとなってしまうんです。
もしかすると元は雪庇だったのかな?
このまま進んでしまうと傾斜が急過ぎて下りられないとなってしまうので、
グリセードで水辺まで?滑り下りてきました。
ちなみに今日の朝刊。
周辺を4月30日に撮影した航空写真が載っていましたが・・・
残雪はあるものの沼の氷は大部分が融けてしまったようで、同じことをすると鎌沼ドボンの可能性も。
鎌沼北岸の木道は完全に露出していましたが、残雪が接している場所がただ1つ。
ということで、本日の目的の一つを果たしましょう。
登山道が無い前大巓(まえだいてん)に登るために残雪の上にぴょ~ん! 11:07
木道の際の雪を踏んでしまうとズボッとなること請け合い。
ジャンプしないと踏み抜いて、下手すると怪我をしますから。
夏になれば人知れず咲くであろうシャクナゲ。
彼らの向かう先・・・
噴火警戒レベル2による規制のため、
酸ヶ平分岐~浄土平の登山道&酸ヶ平避難小屋~一切経山の登山道が通行禁止になっているので行き止まり。
なので、浄土平からは魔女の瞳(五色沼)に会いに行けないんです (T_T)
どうしてもということであれば不動沢登山口から・・・
前大巓の山頂はさらに奥。
振り向けば鎌沼と姥ヶ原と東吾妻山。
一昨年(4月27日)はあちら側、平石山から残雪期バリエーションルート!?を苦労して前大巓まで。
逆にこちら側から平石山を経由したり、平石山の裾から登ったりなどなど・・・
規制区域を迂回して一切経山に登る方もおられるようですが、残雪がこの状態ではね~。
「ゼーゼー」
登るにつれて傾斜がさらに急になり、キックステップ。
ヒップそりで遊んだら面白いんだろうなと毎回思うけれど、未だに買っていません。
何でしょあの雲は?
「ハーハー」
息が上がったところで・・・
標高約1860mまで登ってギブアップ 11:35
蓬莱山の向こうに反射板が目立つ高山、そして東吾妻山との合間に安達太良山。
酸ヶ平湿原の向こうに樋沼も見えたし。
おまけにハロ♪
なんてったって山頂からは鎌沼が見えないんです。
などなど理由もあるし十分満足。
なので今回は本当にギブアップ。
それにしてもスキーやスノーボードのシュプールが全然ないんですけれど?
下りはダブルストック使用で。
アッという間に・・・
大岩は記念写真の絶好のお立ち台になりそうなんですが、やっぱり雪が (^^ゞ
磐梯山見っけ♪
こんなに大きなイワカガミの葉は見た事がありません。
もうお昼。
どこで食べようかと考えながら・・・
木道に復帰 12:03
続きます。
一見日本じゃないようでいて福島市内。いいところですよね。若い頃は興味なくても今の年齢になると近くに住んでいたら毎年通ってしまいたくなります。
不思議な雲ですよね。オバQとか「くらげ」を彷彿してしまいました。一般にクラゲ雲とかいうと尾流雲を足に見立ててるものが多いかと思うのですが、この子は砲弾というか。。
ハロが出ているから巻層雲くらいの高さだと上層の気流の間でクネンッとひねられた空気なのか。。低い位置なら地上からの上サーマルとかがポコンとなったのか。。考えている間に消えちゃうんですけど写真だと残せるんで楽しいですよね♪
時間が経つにつれて再び雲が増えてきたので、しょっちゅう立ち止まって空も眺めていたら、ハロがご褒美のようなタイミングで現れてくれました♪
そしてこの風に流されて次々と形を変えながら行ってしまったこの不思議な雲。
私はお化けだと・・・オバQですね♪
ちなみに以前不思議な雲を一切経山の山頂付近のケルンに風を避けるために隠れながら撮った記憶がありますが・・・2012年7月16日の記事に見つけました。
あの時は道祖神だと。
成り立ちは違うと思いますが、詳しくなくても・・・雲を探すのも写真に残すのも楽しいです♪
低い雲の影が上空に投影されているのかと思いましたが左側の頭部から尾流雲めいたのが見えるので穴開き雲(フォールストリークホール、ホールパンチ)が流されているのかもしれません。。。と成り立ちを説明したとしても、不思議に見えてしまうのに違いはないですよね♪
どうして、こうやって目の前に出てきてくれて会えたのか。。そんなことを考えるのも楽しいです。これからいっぱい出会えそうです。あーたのしみ♪
この雲は風で写真の右(北西)から左(南東)に流されて消えていったわけですが・・・分かりません(^^ゞ
「雲の名前、空のふしぎ」や「不思議で美しい空の色彩図鑑」や「空の辞典」にも載っていない不思議な雲。
こういった貴重な雲にまた出会いたいな~♪