インド軍と海上自衛隊が合同演習
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304273404579268960429097456.html?mod=djem_Japandaily_t
2013年 12月 20日 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
【ニューデリー】インド軍と日本の自衛隊の艦艇は19日、いずれも
中国との領土紛争を抱える両国が軍事協力を強めるなかで、初の
インド海域での合同軍事演習を開始した。
演習は日本の護衛艦2隻とインド軍の艦艇3隻が参加して、ベンガル湾で
4日間の予定で行われている。両国の合同演習は2回目で、1回目は
昨年6月、東京沖合で実施された。
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インド政府の声明によると、今回はインド海軍のステルスフリゲート艦、
誘導ミサイル駆逐艦、ミサイル発射艦、各1隻が海上自衛隊の護衛艦2隻
とともに演習を行っている。
演習の規模は小さいが、アジアの2大民主国が影響力を拡大する
中国と対峙するなかでの演習となる。
IHSジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーのアジア太平洋部門
エディター、ジェームズ・ハーディー氏はウォール・ストリート・ジャーナル
に対して、同演習は「インドと日本、いずれの戦略的利益にも合致する」
と指摘し、「インドにとってはこれは『ルック・イースト』政策の
一環であり、日本にとっては、アジアの民主国家の仲間としてのイ
ンドとの関係を強化するという安倍晋三首相の意欲を強調するものだ」
と述べた。
インドと日本との関係は最近強まっており、日本の天皇夫妻は11月、
両国の国交樹立60周年を記念してインドを訪問。インドのシン首相は
今年5月に東京を訪問している。
日本にとってインドは、同国の台頭する中間層が日本の車やバイク、
電子機器を購入しており、重要な市場となりつつある。スズキ自動車は
インドで最大の海外事業を展開し、ホンダ、ヤマハ発動機、ソニー、
その他の日本企業も同国に大きなプレゼンスを持っている。
1962年に中国と戦火を交えたインドは、中国の軍事力増強に対抗して、
国境の紛争地帯で軍事力を拡大している。インドの対中関係は何十年にも
わたって、不信感によって悩まされている。インド当局は今年4月、
中国軍がヒマラヤ・ラダック地域で国境を越えた所にテントを張った
として非難した。中国はこれを否定している。
日本と中国との領有権紛争も最近、中国が11月に東シナ海上空に防空識別圏
(ADIZ)を設定したことからエスカレートしている。中国は、民間機も
含めて全ての外国の航空機が飛行計画を中国当局に提出し、その指示に
従うよう求めている。日本は、同国が実効支配しているが中国と台湾も
領有権を主張している諸島の上空がADIZに含まれていることから、
中国に抗議している。
日本・インドの合同演習では、航空機および潜水艦からの攻撃への
対処や、
船舶の捜索・拿捕の訓練が行われる。
インド海軍の元准将でインド国家海洋財団(NMF)の会長を務めた
Uday Bhaskar氏は「演習は象徴としての意味合いで非常に重要だ」とし、
「インドは日本とだけでなく他の国々との海上協力を拡大すべきで、
これによってインド海軍の信頼性が高まる」と述べた。
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インドと関係強化は重要ですね....
「日本・インド海軍、明日から合同訓練」
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=104&oid=001&aid=0006661036
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