<産経抄>が反社会的組織の構成員による不法行為を取り上げている。
北海道滝川市の元暴力団員とその妻によって支払わされた2億円の生活保護費の事件はその後の裁判で、夫には懲役13年、妻には同じく8年の実刑判決があった。<6月25日・札幌地裁>
これでまずは一件落着とは言えないのでは?
仮に、両被告が上告しないにしても、5年から8年くらいの懲役後、仮釈されて、社会に戻ってくる。
戻ってきた時、夫は50代後半。
そして数年後、年金受給資格の年齢に達する。
今までは、生活保護&恐喝・詐欺まがいの犯罪行為による不法所得で原資は税金。
収監後は、懲役とは言いながら、結局は税金。
想像だが、出所後はまた仕切り直しで生活保護を受けることになれば、これも税金。
彼らが、地道に年金を支払ってきたとは想像するに困難だから、結局は年金受給資格年齢に達した後も結局は生活保護を受けることになる可能性は大だ。
この人、本当にラッキーな人生だと思う。
反社会的な人生を送ってきて、その後の生活がすべて日本国家が保障する。
もっと真摯に、人生とその困難に対峙している善良なる市民で生活困窮者が今の社会に数多くいる現実を見るとき、前者の存在に承伏しかねる今日の活火山だ。