活火山はラジオ人間だ。
明け方から、時には深夜からラジオはかけっぱなしだ。
今朝のラジオニュースは、ニューヨークのエンパイアステートビルの最上階から下へ、<白><赤><白>のライトアップを伝えていた。
侍ジャパンの勝利に対するものらしい。
いいですね。
これが大人の世界。
このアメリカという国の懐の深さを再認識させられた活火山だ。
ともすれば、偏狭でセコイ感情表現になりがちな活火山には、朝から考えさせられた一件だ。
人間は驕り、傲慢になる事は見苦しいという価値観は素晴らしい。
裏を返せば、謙虚になる事に通じる。
このスタンスが大人社会で、人間同士の歯車が円滑に回転する術だろう。
侍ジャパンの名称もそうだ。
長嶋ジャパン、王ジャパン、星野ジャパンの流れは、順当に原ジャパンに続くはずであった。
これに対して、原監督は、弱冠51歳を理由に原ジャパンを固辞した。
原監督の希望で原ジャパンに替るものとして浮上してのが<侍>ジャパンだ。
今回のゲームを通して、原監督の謙虚な数々の発言が好印象だった。
こうした謙虚さが、若い選手達と一体感のあるチームを作り上げたのだろう。
「ビジネス書」一冊、直ぐにでも書けるネタが随所に見られたWBCであり、侍ジャパンの勝利だ。