刺さない鍼灸師の日記

治療をして、思った事や感じた事を書いていってみようと思います。

すり減った靴

2017-12-06 18:19:06 | 日記
以前、お尻に痛みがある。といって来院された患者さん。
座骨神経痛かしら、お尻の筋肉のコリかしらと
色々と思案しながら治療を進める。

さて、終わりました。
では、ベットから起きて立ち上がってみて下さい。

ん〜、先生、痛み取れてないよ。
え? なんで?

おや、ではもう一回ベットに寝て下さい。
お尻が原因じゃないとしたら
じゃあ、原因はどこだ〜?
と、反応の強い部分をもう一度捜す。

あら、ふくらはぎの反応が強いな。
ふくらはぎを治療してみよう。
治療後・・・痛み取れてました。
お尻の痛みの原因は、ふくらはぎから来てたんだ〜
よかったですね。痛み取れてなんてお話して、

その患者さんが、お帰りになるので、
玄関にある、患者さんの靴を並べ直したところ・・・

靴のソールが靴の内側に向かってもの凄く減っている。
それを見て、この靴の減りが原因で、
徐々に足のバランスを崩し、ふくらはぎや、
足の内側に、もの凄く負担がかかり、
でも、何故か痛みはお尻に出るという現象を起こしたのかな。
と、思いました。(あくまで持論です)

僕は、靴好き(特にスニーカー)で、人の足元をよく見るんですが、
凄くすり減った革靴や、スニーカーを履いている人を
見ると、身体のバランス崩れてないかしら、大丈夫かな?
どっか悪いんじゃないかなと、思って見てしまいます。

たまには、ご自身の靴、ご覧になって見て下さい。
気に入ってても、かなりすり減っていたら、
靴に ”ありがとう” とお礼を言って処分して下さい。

すり減った靴を履き続けて、身体のバランスを崩して
症状を出す事はありえるのですから。