刺さない鍼灸師の日記

治療をして、思った事や感じた事を書いていってみようと思います。

感覚

2017-12-19 12:54:23 | 日記
こんにちは。12月も残りあと2週間あまりとなりました。
年々、あっと言う間に1年が過ぎて行く感じがしてなりません。
年齢を重ねたせいなんですかね?

治療を受けている際に、鍼を当てた際の痛みとかはありますか?
と、いう質問をよく受けますが、これは、その人によりけりです。

その日の体調や、皮膚の状態もありますし、
初めての方は、精神的な緊張もあるでしょう。
但し、治療回数を重ねると、
身体の感覚が変わって行く様に、
鍼の感覚も変わってくるみたいです。

こちらの鍼の当て方もあります。
早く、正確、丁寧にリズムよく鍼を当てていく事を心掛けてますが、
ここは、気合いを入れて治療をしなければ、という場所は、
当てるというよりも、押し当てるという感じかもしれません。

あとは、いつも通り、こちらは普通に当てているんですが、
場所によっては、痛いと思う場所もあるらしい。
痛いということは、その場所が悪いからですか?
という質問が、治療中にありますが、

痛いと思う場所が、淀みやすい場所だったり、
皮膚の緊張が高い場所であったりすれば、
多少の刺激でも、痛みを感じるでしょうね。
と、治療しながら伝えます。

但し、鍼を当てて、痛みを感じる場所の治療がいやであれば、
避ける様にしますし、その辺は、患者さんと対話しながら
臨機応変に対応して、治療をしていきます。

7年近く治療をしてきて、途中で治療を止めて、
帰った方は一人もおりません。
そういえば、ウチの患者さんは、敏感な方が多いと
思うのですが、皆さん、最後まで治療を受けてゆきます。

ボクの方でも、上手く調整しながら、治療は出来ているのかな
とは思います。

あと、たまにあるのは、鍼に何か仕込んでいますか?
と聞かれることがあります。
何故か、当てている鍼を熱く感じたり、
当てているだけなのに、鍼が身体の奥深くに
入り込んでくる感覚があるという患者さんもいます。

仕込みながら治療してたら、治療が終わりませんよ。
こんな鍼では、仕込みようが有りませんよ。



なんて話しながら、治療をしてますが、
そういう感覚は、一体どこから来るのでしょうね?

感覚は人それぞれです。
気になる方は、この刺さない鍼治療を受けてみませんか?。
宜しくお願い致します。

治療終了まで。

2017-12-15 15:19:34 | 日記
こんにちは、前回は治療スタートまで書きました。
今回は、治療終了まで書きます。



これが、ウチの治療室です。
(何か、写真が横向きになってしまいます。スミマセン)



そしてこれが、待合室です。

小さなアパートの一部屋で治療を行っています。
極力、部屋はシンプルに、モノをあまり置かないように、
清潔感がある様に、心掛けております。
汚い部屋で治療は受けたくないですもんね。

ベットの上に仰向けで、寝てもらい、左半身から
治療をスタートします。

”身体の情報を伝える”でも書きましたが、
治療中は、身体からの情報を捕まえるために、
左手でフィンガーテスト、右手は鍼を持ちつつ
患者さんの身体の上をスキャンしながら治療を進めます。
(フィンガーテストは、左人差し指の内側の腹で、
左親指の爪をこする(さする?)やり方です。)

伝われば良いのですが、右手の両指先端が、
身体からの情報を捕まえるセンサーで、
右手のセンサーが、身体の上をスキャンしながら、
左手指のフィンガーテストをしている
親指と人差し指に情報(治療点)を伝える。

治療点を右手が察知すると同時に、
フィンガーテストをしている左親指と人差し指が動かなくなるので、
そこを治療点と認識して、鍼を当てるという理屈です。

それを、小一時間で何百回と繰り返しながら、治療を進めます。

治療中の患者さんは、話す方もいれば、
ものの数分で寝る方もいますし、
こちらの手の動きをジーッと見ている方もいるし、
眼をつむって、瞑想?をしている方もいる。
鍼の感覚を味わうなんて言った方もいたっけ。
皆、それぞれです。

仰向け、うつ伏せ、それぞれ行い、一旦治療は終わりました。
患者さんに声をかけ、ベットから起き上がってもらい、
症状が残っていないかを、チェックしてもらいます。
残っていれば、残っている場所を治療していきます。

残っている場所の治療も終わり、患者さんが納得してもらえれば、
治療は終了です。

治療後、お茶を出します。(ホット麦茶です)
少し、患者さんとお話しつつ、次回の予約や、治療料金を頂いたりします。

これが大体の治療の流れです。

最初仰向けからと書きましたが、身体の状態によっては、
横向き、うつ伏せからでも治療も出来ますし、
その辺は、臨機応変に対応します。

あと、まだ書かないと行けない事がありますが、
また次回に・・・

治療に入るまで。

2017-12-14 17:32:18 | 日記
まあ、今日も寒い事。
風が無ければよいんですけどね〜。

さて、昨日の診断の話から、
今日は、刺さない鍼治療に入るまでを書こうと思います。

問診後、患者さんに、”ウチで使うのは、こういった鍼です”と
実際に使う鍼をお見せします。




写真は、横になってますけど、
上の鍼がチタン製、下の鍼がステンレス製です。
鍼をお見せした上で、こう伝えます。

”この中から、鍼を選んで頂いて、治療を行います”。と。

見て選んでもらうのではなく、ベットに仰向けに寝てもらい、
実際に額の辺りに鍼を当てて、当てた時の感触や、感覚で
鍼を選んでもらいます。

チタンの鍼は、先の細いほうを、ステンの鍼は、鍼の両端を当てます。
だから、3回鍼を当てて、一番良いかなと思うものを選ぶ仕組みですね。

ウチに来る患者さんが、今一番多く選ぶのが、
チタンの鍼ですね。
その次が、ステンの先の丸い鍼です。
ステンの先の細いのは、少し刺激が強く感じるため、ここ最近は
あまり選ばれないかな。

でも、これは感覚なので、好きな鍼を選んでもらえばよいのです。
あ、これ良さそう!みたいな感じで。
分からなかったら、やり直しも大丈夫です。
フィーリングは大事ですから。

患者さんからは、鍼の違い(材質や鍼の太さ等)で効果に差が出るのか?
という質問を頂きますが、それは有りません。

鍼を選んでもらった後は、実際の治療に入ります。
ベットに仰向けの状態で、患者さんには、

”頭の先から、足の先まで治療します。
仰向けが終わったら、今度はうつ伏せになってもらって、また同じ様に
頭の先から、足の先まで治療します。治療時間は小一時間位です。
終わったら、ベットから起き上がってもらって、身体を動かして
もらって、症状が残っていないかを確認してもらいます。
もし、どこかに症状が残っていたら、その場所を再度治療して
いきます” 分かっているとは思いますが、鍼は刺しません。
鍼を当てていくだけです”。

と、伝え、身体の左頭部から、治療スタート!ということになります。

身体の左側から治療を始めるのは、なんか意味があったんですが、
すっかり忘れてしまいました。そのうち思い出したら書きます。

この次は、治療中の話を書きますね。

身体からの情報を伝える。

2017-12-13 11:44:53 | 日記
こんにちは、毎日寒いですね。
関東に住んで思うのは、日本海側と、太平洋側では、寒さの質が違う事です。
とにかくこっちは、風が冷たい。

故郷の秋田では、吹雪とかは別として、雪がシンシンと降っている時は
そんなに寒く感じなかった様な・・・

さて、治療をするに当って、診断をしていかないといけないんですが、
うちでは、このような人体図を用いて診断をしていきます。
診断というよりは、身体の状態は、今こんな状態です。
と伝えるための、人体図ですね。




この人体図用紙に、手を着いてもらいます。
40秒程置いてから、今度は手の甲に用紙を乗せます。
また、40秒程置いて、用紙を手から離します。
用紙に手を置いてもらいつつ、患者さん自身から、
どこが辛いのかも聞き取ります。

そうすると、用紙に身体からの情報が移ります。
身体は、眼に見えない身体からの情報を発信しています。
それを、僕の方で、左手でフィンガーテスト、右手でシャーペンを
持ちつつ、右手指先が転写された情報をスキャンします。
そしてその情報を読み取りながら、用紙に身体からの情報を書き込みます。
一種のダウジングもしくはスキャンみたいなものですかね。



これが、情報が転写されて、僕がテストを行って書き込んだ用紙です。
マルが着いている所が、症状が出やすい場所です。
紙に背骨から線を引っ張って◯してますが、かなり反応が強い場所です。
この方は、背骨に負担を掛け、そこから、色々な場所(特に腰、右肩)に
症状を出し易い方です。

身体を、川の流れに例えて説明します。
様は、マルをした所が、淀みやすい場所ということです。
淀むということは、流れが悪く、余分なモノが
たまり易いということですかね。

結構マルがついていますが、でも皆さんこんなものですよ。
マルが少ないのは、やっぱり小さい子供さんですね。

この診断法のほうが、眼で分かりやすいのかな。
マルをした所を、患者さんに指摘すると、
ああ!、そう!、そうなんです!なんてよく言われますしね。

なんで、紙に手を着いただけなのに、こんなに分かるんですか?
とか、不思議!とか、色々な反応が返ってきておもしろいです。

でも、分かる様になっているんです。としか言いようがない。
眼に見えない身体からの情報(波動?)をキチンとキャッチ
出来れば、診断というか、
今のアナタの身体の状態はこういう感じです。
と、伝える事は出来るという事です。

鍼の治療については、次回に・・・

変化

2017-12-12 18:39:58 | 日記
今更ながら、何故このブログを始めたかというと・・・
タイトルにもある通り、自分を変えてゆきたいという思いから始めてみた。
どちらかと言うと、今までの自分は受け身で生きていたんですよ。
なるようになるさ、みたいな。
自分をそんなに変えなくても、周りが変化していけば、
それなりに自分も変わるんじゃん、みたいな。

でも、ここ3年間、人生の荒波みたいなものに突入しており、
特に、ここ3〜4ヶ月で、
受け身の人生では、どうにもならん。本当に何かを変えたければ、
間違っていても良いから、必死になって、
自分から、積極的に動いていくしかないと思う様になった。

様は、尻に火がついた。ギリギリまで追い込んでようやく自分から
動かないといけないということに気付いたんですね。

僕は、念が強いタイプらしく、
ネガティブな事を考えつづけると、現実に反映されてしまう。
あと、自分を甘く見積もり、どこか自分を信用していないところがある。

今の現実といったら、患者さんの数が減ってしまった。ということだ。
正直に言えば、存亡の危機だ。潰れてしまう可能性もある。

もちろん、治らない治療をしている訳ではない。
来院してもらっている以上、いい加減な治療は出来ないし、
常にその時に出来る、最高のパフォーマンスをする事を心掛けている。

この前来院された患者さんが、
自分の身体を治して、良くしていく事になにか罪悪感がある
と言っていた。
治せば良い方向に進む事は知っているけど、心の奥深いところでは
殻を破れない何かがあるのか。

今の自分もそんな感じか、自分を信じきれない何かがあって
自分と向き合う事を恐れているのか。

自分なんか、どうせ・・・
という思いはどこから?
思い出せないけど、幼い頃に誰かに言われた、何げない一言か?
それとも、何か自分の自信を失う様な体験か?

そういった、幼少期の思い出せない体験や、何気ない他人の一言が
自分で自分にブレーキをかけている場合もあるんですよね。

本当は、全て持っているのに、
何も恐れる事なんてないのに。

ただ、もうね、こうやってブログに書いてみたり、
色々と変化させようと、やり始めていることもある。
さらけ出さないと、自分を分かってもらえない事もある。
変化したくて、エイっと踏み込んでいるのだ。

人生で、出来ない課題は、与えられないから大丈夫だと言う。
それなりに人生の課題を背負って生きて行くのが人間というものらしい。

あと、もう少しだ。というのは分かっているんです。
感覚的なモノですが、
心の中のパズルのピースが、
あともう一個くらいではまるんじゃないかと。
はまったら、凄いんだろうなって。

支離滅裂な文章になってしまいました。
どうもスミマセン。