20代の頃を京王線の中河原駅(東京都府中市)の近くのアパートで過ごした。
歩いて3分ほどで多摩川へ出ることが出来た。土提の道はほとんどの区間が人と自転車専用で、整備・舗装が行き届いていたので、しょっちゅう自転車を走らせた。
そこから1キロメートルほど上流で支流の浅川が合流していた。この合流地点の近くの浅川と多摩川に挟まれた場所に忌野清志郎が通っていた高校があった。
多摩川や浅川の土提からこの高校の校舎を見て、あの屋上で「トランジスタ・ラジオ」が生まれたのかぁ、その時見上げた空は、どんな空だったんだろう、な~んて思ったものである。
夏をテーマにした曲ではないが、夏になると聴きたくなる曲である。忌野清志郎の歌声は激しくも途轍もなく優しい、優しいゆえに物悲しい。
忌野清志郎亡き今、ちょっぴり泣けてくるぜぇ。
トランジスタラジオ 忌野清志郎