閑人帖

青春の坂道

誰かの歌でこんなタイトルの曲があったような気がする。

それはさておき、この坂は幾度となく全力疾走した坂である。

坂を下りた所に、かつては電車(熊本電鉄菊池線)の駅があった。その駅から3年間、高校へ電車通学したのである。

7、8時台の通勤通学時間帯でも2,3本の運行だったので、いつも乗っている電車に乗らないと、30分近く待たなければいけなかったし、高校の始業時間に間に合わなくなった。

で、寝坊したり、何やかやと家を出るのに手間取ったりした時は、とにかく走ったのである。

当時、横断歩道の手前左側に魚や肉を売っている店があり、そこのおばちゃん(母の知り合いだった)に「頑張れぃ!」と声を掛けられたりしながら。

高校3年生の2学期まで物心ついた頃からずーっと丸坊主だったのだが、高校3年生の3学期になって、初めて髪を大人ヴァージョン(?)にセットしてもらったのは右側の緑色の壁の理髪店(現在は営業していない)であった。

また、横断歩道の所を左に入り短い坂を下ると、右手に映画館があった。スクリーンの前には舞台があり、時々、どさ回りの劇団や聞いたこともない名前の演歌歌手の公演が行われることもあった。

記憶が定かではないのだが、中学校へ通うようになった頃には、閉館していたように思う。ちょうど、田舎でもほとんどの家にテレビが普及し始めた頃であった。

そんな時代もあったのである。

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