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少し古めかしい文体なので、そこもまあ、子どもたちにとっては難しく感じる原因ではあるのですが、
それよりなにより、「価値観」が違うこともその一因にあるのではないかとふと思いまして。
「高瀬舟」のテーマの一つに、「足ることを知る」というのがあるのですが、
今の子どもたち、ある意味足ることを「知っちゃっている」んですよね。
がむしゃらに上を目指すより、今の自分に満足する。
ありのままの自分を受け入れる。
そんなことができちゃっている彼らに、同心の庄兵衛(お役人さん)が、罪人である喜助の欲のなさに驚嘆するシーンは、
果たしてどれほど響くものなんでしょう。
むしろ、喜助が「普通」で、庄兵衛が欲深い男のように映っているのではないでしょうか。
そうなると、この話のすごさなんて感じられようもなく。
なんとか言葉を尽くして説明するのもなんだか違うよなあ、
読んでほしい名作ではあるんだけど、ちょっと時代にあってないかも…とこちらが悩み始めてしまいましたよ。
まあ、中間テストに出るから、一通りのことはやるんですけど。
どちらかというと、今の子どもたちには、自分で自分の限界なんて決めつけずに、
どんどん欲張りになってほしい気がしちゃいます。
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