それをふむふむと聞いていた中学生が言いました。
「先生,そうやって映画のあらすじをわかりやすく言える人って,
プレゼン?が上手な人らしいよ。」
「そうなの?でも,授業自体がプレゼンみたいなものだから,
下手やったら困るやろ~。」
「まあ,そりゃそうか。」
それを受けてまた別の生徒が,
「でも,先生ってすごいよね。」
「え?何が?」
「ボク,学級委員やって,つくづく思った。」
「え,学級委員なの?」
「うん,そう。そこはいいんやて。
先生って,一時間何にも紙とかみないでしゃべれるの,すごいって思った。」
「ああ~~~,そんなん慣れやて。」
「人前でしゃべるのって緊張せんの?」
「そりゃ,最初はするよ。でも,これが仕事やもん。」
「そうか。でもすごいな。」
そんなことに感動してくれるんですねえ。
きっと,彼が大人になったら,私なんかより上手にお話できるようになっていると思うけれど,
今は「先生みたいに,みんなの前で話せるようになりたい!」って目標にしていてくれるんですよね。
私はいつも,子どもたちの前に立つとき,
「憧れの存在」でいたいと思っています。
本当の私は実はたいしたことないけれど,
頑張って,いろいろできるふりしてたりするんだけど,
未来ある子どもたちに接する大人の一人として,
「ああいう大人になりたいな。」
って思ってもらえたらうれしい。
そして,子どもたちの成長の一助となり,
私を超えていってくれたらもっとうれしい。
そんな話を直接したわけじゃないのに,
そう言ってもらえて,
なんか子どもたちってすごいなあ,って思います。
また元気をもらいました。
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