ぐりちゃんは本当に美人な猫さんでした。
今でも思い浮かべただけでため息がでます。
ぐりちゃんがうちにやってきたのはもう20年も前のことです。
夏のある朝ミーミーと鳴き声が聞こえるので外に出てみるとそれはそれは可愛らしい子猫がちょこんと座っていました。
鳴き声を聞きつけたご近所さんたちの前でうちの母は高らかにうちで飼うから!と宣言したのでした。
その後先住の猫えりちゃんに我が子のように育てられ立派な美人猫に育ちました。
ちょっと(かなり?)太めのしどけない姿。
その後親代わりのえりちゃんが天国に行ってしまうととても寂しそうで他の猫たちとはあまり仲良くありませんでした。
それから6年後、けいくんという子猫がうちにやってくるとぐりちゃんの生活は一変します。
こんなに仲良しになりました。
かつてえりちゃんが親代わりになってぐりちゃんを可愛がったように、ぐりちゃんもけいくんを我が子のように慈しみました。
それから一年半後ぐりちゃんは老衰で天国に旅立ちました。18歳の大往生でした。
今は大好きだったえりちゃんと一緒にいるのかな…。
晩年のぐりちゃん。耳が聞こえなくなりずっとイカ耳になってたっけ。
ぐりちゃん、天国でもえりちゃんと仲良くねー。