30数年前、生後2ヶ月の息子とともに、夫が居るオランダへ向かった。
オランダに着いたとき、私は地球のどこに居るんだ? と地図帳的に認識しているのに、実感が湧かない不思議な思いが湧いたことを覚えている。
不思議の国、オランダ。
私の脳裡に、ラフカディオ・ハーン、小泉八雲の『日本の面影』が去来した。
ラフカディオ・ハーンが、出雲松江の盆踊りの提灯の灯りに異郷の幻想を見たように、驟雨の夕闇、ライデンのラーペンブルフの運河沿いに並ぶ街灯に、私も異郷の幻想を見た。
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オランダ、ベルギー、ルクセンブルグの3国で、ベネルクス3国という一括りになっている。
くっついている3国ですが、行ってみたら、ベルギーの半分はフランス語、ルクセンブルグは峡谷の国。言語も地勢も文化も異なるけれど、3国一括して、なぜかベネルクス3国。
地球儀では、ここ。

白丸に、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグが、あります。
オランダは、北海道より一回り、小さな国です。
ベルギーも、ルクセンブルグも、オランダより小さな国。
それが、いかにもヨーロッパ的で、好きだなと思ったのです。
私がオランダが好きなところは、西洋諸国には珍しく、図太くと言うか、図々しいと言うか、神から自由なところです。
数日前にカトリックに親和性があると記した私ですが。😅 😅
個人の信仰は、あくまでも個人の自由意志に基づくものだと思うけれど、国家は、宗教を越えられるものなら超えて欲しいと思うのです。
ユダヤの宗教であろうが、イスラームの宗教であろうが。
政治的な問題を、宗教にすり替えることなく。
学校で勉強する西洋史は、ヨーロッパの歴史ですが、そのヨーロッパはアフリカの半分ぐらいです。
このヨーロッパというエリアは、今でこそEUと言うことになっていますが、言語も文化も異なる国々で、成り立っているのです。
興味が着きません。
なんか改めて、驚きです。

この地球儀的視野で言えば、小さな局地的エリアを、ほぼ40年近く前から、私はウロウロとほっつき歩いている訳です。
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それにしても、心配なのは、ウクライナです。
バイデンが、最後っ屁のように、長距離ミサイルOKにしました。
北朝鮮が参戦というか兵士を派遣。
今日は、ウクライナ主要都市へ、特にエネルギー施設への、ロシアのミサイル攻撃。
札幌でも、この寒さ。
ウクライナの人々の寒さを想像するだに、とんでもないことだと思う。
氷点下ではなくても、室温が2℃、3℃でも、身体だけではなく、精神をも病んでしまう。
トランプはいち早くプーチンに電話。
いったいどのようなアイディアで戦争を終わらせるというのか。
そして、ドイツのショルツが、プーチンに電話って、いったいなに?