
この「他七篇」に『狐』が収録されている。
幼児の頃の記憶を、三十歳の時の荷風が綴った文章である。
これは、随分と昔に読んだものだけれど、荷風の沢山あるものの中でも大好きな作品のひとつだ。
「本の紹介」という原稿を依頼されており、本来なら児童書だったんだろうと思うが、よくよく考えて『狐』にした。
本日、深夜、入稿。
やれやれ、である。
結構、面白く楽しんで書けた。
頭のなかでは出来ていたのだけれど、書いているうちに、ひらめいたことがあり、それは自分でも、「よくやった!」と思うアイディアだったぜぃ!!!
『狐』は、現在『青空文庫』でも、読める。
明日は、東京。
台風が温帯低気圧になって、関東、東北にかけて、大雨、強風、だという。
飛行機がとぶかなぁ〜。