ご挨拶

 

　みなさん、はじめまして、こんにちは！お兄ちゃんのみのり君突然の引退宣言で執筆者がいなくなったこちらのページを急遽引き継ぐこととなりましたチャペルと申します。見ての通りの黒猫（♀）にしてみのり君の妹分、当年５歳とあいなりまして、ちなみに「かぎしっぽ」で「まろはげ」です。以降どうぞ、お見知りおきのほどお願い申し上げます。

　パパさんママさん、みのり君に可愛がっていただいて毎日楽しく過ごしています。チャペル！チャペ！チャペちゃん！チャペ子！とその都度呼びかけられる言葉は違っても、他に重大事がなければニャァと鳴いてお返事し、離れたお部屋からも馳せ参じるくらいの利発さは持ち合わせております。おトイレはもちろん、砂のあるところでしかいたしませんし（ママさんの大事にしてる観葉植物の植木鉢にいたしまして叱られたことはややあり）、お腹が空いた時はそれはニャァニャァって催促もしますけれど、ママさんによると「ゴハン！」とはっきり言葉で訴えてくるくらい人のコトバにも達者でございます。

　家の外の猫さんたちとはちっとも付き合いがない代わり、バイクに乗っけられて群馬のママさんのご実家をはじめあちこちにツーリングに出たり、夜行列車でもって雪の金沢・能登半島まで旅したり、フェリーで北海道に渡りキャンプもいたしましたし、青春１８きっぷではるばる西国は尾道まで普通列車を乗り継いでみたり、ちょいと日本をまたにかける旅猫でもあったりもいたします。

　好きなのは高いところ！本棚の上とか、すごく落ち着けるんですけど、パパさんママさんみのり君、誰もここに上がってきたりはしないんですね。何ででしょうか？みのり君の勉強机やピアノ、ベッドなどいつも高いところを探して巡ります。そのほうがみんなと目の高さも合いますものね。

　嫌いなのは、閉まってる扉。押し入れのふすまとか、どうしてみなさんわざわざ閉めるんでしょうか。中入って探検して回るの大好きなんですけど。だから、ふすまくらいは楽々、開けちゃいます。ドアノブのついた洋室も、ここの家のは丸いのじゃなくてバーになってるのだから、鍵かけてなければへっちゃら。幾度か飛びついてぶら下がれば開けられます。ベランダに出るアルミサッシばかりはどうにもできないんですけど、じっと見てたらたいていママさんが開けてくれます。私だってたまには日光浴もしたいですもの。間違って外に落っこちないようにリードを装着した上で、ですけれど。

　７日は、みのり君の中学校入学式でした。髪の毛も、嫌がってましたけどこの日のために短く切りました。制服はちっとも似合ってませんけど、私と同じ真っ黒なのでまあよしとしましょう。何かおそろいみたいで気分が浮き立ちます。お兄ちゃん、格好は一人前でも、私の方がよっぽど自分の身の回りのことはちゃんとしてますよって威張れるくらい、頼りないところか一杯です。少し心配ですけど、これからの中学生活、どうか明るく元気に過ごせますように！